モラント欠場のグリズリーズが勝利し1勝1敗、レイカーズの八村塁は20得点の活躍:試合経過・結果・ハイライト|NBAプレイオフ2023

大西玲央 Reo Onishi

モラント欠場のグリズリーズが勝利し1勝1敗、レイカーズの八村塁は20得点の活躍:試合経過・結果・ハイライト|NBAプレイオフ2023 image

4月20日(現地19日)、テネシー州メンフィスのフェデックス・フォーラムにて第7シードのロサンゼルス・レイカーズと第2シードのメンフィス・グリズリーズによるNBAプレイオフ2023のファーストラウンド第2戦が開催され、エースのジャ・モラントを欠きながらも6選手が二桁得点を記録したグリズリーズが103-93で勝利し、シリーズ成績を1勝1敗とした。

第1戦は八村塁がチーム最多となる29得点の活躍を見せたレイカーズが、上位シードのグリズリーズ相手に先勝した。試合途中、グリズリーズのエースであるジャ・モラントがオフェンシブファウルを取られた際に右手を負傷し退場。第2戦は欠場することが発表された。

序盤から好調だったデズモンド・ベインの活躍を武器に、グリズリーズは第1クォーターに30-19と二桁のリードを作った。その後もジョン・コンチャーがアンソニー・デイビスのダンクをブロックするなど、堅守でリードを守りながらハーフタイムを迎えた。

後半に入ってさらにリードを広げたグリズリーズだったが、レイカーズも前戦からの好調を維持した八村塁の得点を軸に反撃。

終盤はお互いの得点を拒むロースコアな展開となり、重要な場面でオフェンシブリバウンドを取り続けたグリズリーズが逆転を許さぬまま勝利した。

八村は32分01秒間のプレイで3ポイントショット4本中2本成功を含むフィールドゴール12本中7本成功の20得点(フリースローは6本中4本成功)。そのほか、5リバウンド、2アシスト、1スティールを記録した。ターンオーバーはなし、パーソナルファウルは1、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスは-7だった。

グリズリーズはゼイビアー・ティルマンが22得点、13リバウンド、ジャレン・ジャクソンJr.が18得点、9リバウンド、3ブロック、ベインが17得点をマーク。

敗れたレイカーズはレブロン・ジェームズが28得点、12リバウンド、八村が20得点、5リバウンド、デイビスが13得点、8リバウンド、5ブロックを記録した。

第3戦は日本時間4月23日(日)午前11:00からレイカーズのホームで行われる。

【動画】八村塁が第2戦で20得点の活躍

 

第2戦 最終スコア・試合経過・ハイライト

レイカーズ (1勝1敗) 93-103 グリズリーズ (1勝1敗)

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
LAL 19 25 27 22 93
MEM 30 29 24 20 103
ボックススコア配信

※タイムは残り時間

0.0 - エースのジャ・モラントを欠きながらもグリズリーズが勝利。シリーズは1勝1敗のタイに。

20.6 - グリズリーズもベンチ投入。

30.8 - レイカーズがベンチ投入。

30.8 - ディロン・ブルックスの3Pが外れるも、ジャレン・ジャクソンJr.が貴重なオフェンシブリバウンド。タイアス・ジョーンズがファウルされフリースロー獲得。2本とも決める。LAL 93-103 MEM

59.4 - アンソニー・デイビスが3Pを決める。LAL 93-101 MEM

1:11 - レブロン・ジェームズのティップイン。LAL 90-99 MEM

1:23 - ゼイビアー・ティルマンがオフェンシブリバウンドで繋いだポゼッション、ディロン・ブルックスが3Pを決めリードを広げる。LAL 88-99 MEM

3:10 - レブロン・ジェームズのレイアップ。LAL 88-94 MEM

3:20 - デズモンド・ベインがフリースロー獲得。2本とも決める。LAL 86-94 MEM

3:48 - タイムアウト明けのサイドラインプレイでレブロン・ジェームズがゴール下で得点。LAL 86-92 MEM

4:37 - レブロン・ジェームズ→アンソニー・デイビス。ダンクフィニッシュ!LAL 84-92 LAL

6:18 - オースティン・リーブスが3Pを決める。LAL 80-89 MEM

7:49 - ディロン・ブルックスが3Pを決める。LAL 77-89 MEM

8:07 - カッティングで飛び込んだレブロン・ジェームズがダンクを叩き込む!LAL 77-86 MEM

9:06 - ゴール下ボールを貰ったジャレン・ジャクソンJr.のツーハンドダンク。LAL 75-86 MEM

10:55 - ターンアラウンドからゴール下のジャレッド・バンダービルトの得点をアシストするレブロン・ジェームズ。LAL 75-83 MEM

11:36 - ジャレン・ジャクソンJr.がデニス・シュルーダーのショットをブロックするも、ボールを拾ったジャレッド・バンダービルトが得点。LAL 73-83 MEM

△第4クォーター

※タイムは残り時間

0.0 - 大量リードされながらも、八村塁の得点を軸にレイカーズが反撃を見せる。LAL 71-83 MEM

32.7 - 八村塁がターンアラウンドジャンパーで20得点に到達。プレイオフでレイカーズ選手がベンチから2試合連続で20得点以上記録するのは1996年のマジック・ジョンソン以来。LAL 71-81 MEM

46.3 - ジャレン・ジャクソンJr.がポストでターンからの得点。LAL 69-81 MEM

2:05 - 八村塁がミドルジャンパーを決める。LAL 69-76 MEM

2:19 - デイビッド・ロディーの3P。LAL 67-76 MEM

2:36 - 八村塁がフリースローを獲得。2本とも決める。LAL 67-73 MEM

3:52 - ジャレン・ジャクソンJr.のフリースローでグリズリーズが連続失点を止める。LAL 63-71 MEM

4:04 - 八村塁が3Pを決める!LAL 63-69 MEM

4:29 - 八村塁がゴール下で得点し、リードを一桁まで削る。LEL 60-69 MEM

7:04 - デイビッド・ロディーの3Pが決まる。LAL 54-69 MEM

7:44 - レブロン・ジェームズがフリースロー獲得。2本とも決める。LAL 54-66 MEM

8:10 - レブロン・ジェームズ連続得点!LAL 52-66 MEM

8:35 - レブロン・ジェームズがインサイドで得点。LAL 50-66 MEM

9:30 - オースティン・リーブスのフィンガーロール。LAL 48-66 MEM

10:13 - ゼイビアー・ティルマンが3P成功。ここまでグリズリーズの後半全得点を獲得。LAL 46-66

11:40 - 後半はゼイビアー・ティルマンの得点でスタート。LAL 44-61 MEM

△第3クォーター

レイカーズ

  • レブロン・ジェームズ 12得点、6リバウンド
  • 八村塁 9得点、2リバウンド
  • アンソニー・デイビス 6得点、4リバウンド、5ブロック

グリズリーズ

  • デズモンド・ベイン 13得点、3リバウンド
  • ゼイビアー・ティルマン 12得点、6リバウンド
  • ルーク・ケナード 10得点、3リバウンド
  • ジャレン・ジャクソンJr. 7得点、5リバウンド

△ハーフタイム

※タイムは残り時間

0.0 - 堅守からの効率的なオフェンスを見せたグリズリーズが15点リードをハーフタイムを迎える。LAL 44-59 MEM

1:11 - アンソニー・デイビスが5ブロック目を記録!LAL 43-56 MEM

2:54 - 八村塁がベースラインドライブからのリバースレイアップを決める。LAL 41-52 MEM

3:07 - ルーク・ケナードのコーナー3P。LAL 39-52 MEM

3:21 - 八村塁が再びフリースローを獲得。2本中1本成功。LAL 39-49 MEM

4:30 - 八村塁がフリースローを獲得。2本中1本成功。LAL 36-47 MEM

6:21 - ジョン・コンチャーがアンソニー・デイビスのダンクをブロック。

7:01 - ディロン・ブルックスのエルボージャンパー。LAL 32-41 MEM

7:36 - アンソニー・デイビスの4ブロック目から生まれた速攻でレブロン・ジェームズがレイアップを決める!LAL 32-39 MEM

9:06 - レブロン・ジェームズがウィングから3Pを沈める。LAL 28-39 MEM

10:45 - ジャレン・ジャクソンJr.が八村塁相手にドライブを仕掛けて得点。LAL 23-35 MEM

11:18 - デズモンド・ベインが止まらない!3Pを決める。LAL 21-33 MEM

11:35 - レブロン・ジェームズのレイアップ。LAL 21-30 MEM

△第2クォーター

※タイムは残り時間

0.0 - ジャ・モラント不在ながらもデズモンド・ベインが好調で10得点と活躍し、グリズリーズの二桁リードで第1Q終了。LAL 19-30 MEM

36.4 - デズモンド・ベインが連続得点!LAL 19-30 MEM

3:11 - 八村がコーナー3Pを決める! LAL 16-22 MEM

4:02 - デイビッド・ロディーがコーナー3Pを決めた後のレイカーズのボール出しをスティールしたグリズリーズ、ルーク・ケナードがファウルされながら3Pを決めて4ポイントプレイ。LAL 11-22 MEM

4:19 - ジャレン・ジャクソンJr.が試合に復帰。

4:31 - ペイント内でオースティン・リーブスがファウルされながらも得点。フリースローは外れる。LAL 11-14 MEM

4:48 - 八村塁がエルボーからのミドルジャンパーを決める。LAL 9-14 MEM

5:40 - 八村塁が今日初めてコートイン。

5:50 - タイアス・ジョーンズがスティールから自ら持ち込みフローターを決める。LAL 7-12 MEM

6:46 - 足首を捻った様子のジャレン・ジャクソンJr.がタイムアウト中にロッカールームに戻る。LAL 7-8 MEM

8:43 - ジャレン・ジャクソンJr.がアンソニー・デイビスをブロック。LAL 3-4 MEM

9:35 - グリズリーズの初得点はディロン・ブルックスが速攻からの鋭いダンク。LAL 3-2 MEM

10:41 - 試合最初の得点はアンソニー・デイビスのブロックから生まれた速攻でレイアップを決めたレブロン・ジェームズ。LAL 2-0 MEM

12:00 - ティップオフ!

△第1クォーター

レイカーズの先発メンバーはジャレッド・バンダービルト、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、オースティン・リーブス、ディアンジェロ・ラッセル。

グリズリーズの先発メンバーはディロン・ブルックス、ジャレン・ジャクソンJr.、ゼイビアー・ティルマンSr.、デズモンド・ベイン、タイアス・ジョーンズ。

試合前にウォームアップする八村塁。

第1戦で右手を負傷したジャ・モラントは第2戦を欠場することが発表された。

ウォームアップ。

会場入りするレイカーズ選手たち。

関連:グリズリーズのベインがレイカーズの八村塁を挑発「またやれるかお手並み拝見」|NBAプレイオフ2023

△ティップオフ前


※以下、試合前時点の情報

レイカーズ対グリズリーズ 第2戦試合情報

シリーズ展望配信

レイカーズ:第7シード/1勝0敗
グリズリーズ:第2シード/0勝1敗

会場:フェデックス・フォーラム(テネシー州メンフィス)
日時:2023年4月20日午前8:30(日本時間)
配信:NBA Rakuten

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大西玲央 Reo Onishi

大西玲央 Reo Onishi Photo

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。