リーブスから八村塁まで:2023年夏のレイカーズのFA選手たち

Scott Rafferty

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ロサンゼルス・レイカーズは2022-2023シーズンのトレードデッドライン(トレード期限)に大きなリスクを負った。

プレイオフ進出を望んでロスターをテコ入れしただけではない。オフシーズンにフリーエージェントとなる選手をたくさん獲得したのだ。彼らはレンタル選手のようになる可能性もある。

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フロントオフィスの動きは報われた。レイカーズはプレイオフに進出し、ウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだのだ。だが次は、レブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスらと一緒に再び優勝を目指すためにどの選手を残すべきか、ロブ・ペリンカGMらにプレッシャーがかかる。

この夏、レイカーズがチームに残すべきFA選手は誰なのか。ここで状況を整理する。

2023年夏のレイカーズのFA選手たち

レイカーズは最大で10選手がオフシーズンにFAとなる。

ディアンジェロ・ラッセルとデニス・シュルーダーは無制限FAで、オースティン・リーブスと八村塁は制限つきFAとなるだろう。また、来シーズンの契約がチームオプションとなっているマリーク・ビーズリーについても決断しなければいけない。

レイカーズのFA選手たちは以下のとおりだ。

選手 ポジション FA状況 年齢
ディアンジェロ・ラッセル PG 無制限 27
デニス・シュルーダー PG 無制限 29
スコッティ・ピッペンJr. PG 制限つき 22
マリーク・ビーズリー SG チームオプション 26
ロニー・ウォーカー四世 SG 無制限 24
オースティン・リーブス SG 制限つき 25
トロイ・ブラウンJr. SF 無制限 23
八村塁 PF 制限つき 25
トリスタン・トンプソン C 無制限 32
ウェニェン・ゲイブリエル C 無制限 26

無制限FAの選手はどのチームとも自由に契約を結べる。制限つきFAの選手は、どのチームのオファーシートにもサインすることができるが、元のチームがそのオファーシートにマッチした場合は引き止めることが可能だ。

Rui Hachimura and Austin Reaves
(Getty Images)

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2023年夏のレイカーズのトップFA選手ランキング

1. オースティン・リーブス(シューティングガード)

2年前にドラフト指名外だったリーブスが、これほどの選手になると思った人はなかなかいないだろう。

2年目のシーズンの大半でベンチスタートだったリーブスは、西地区決勝まで勝ち進む上で重要な役割を担った。フルタイムのスターターとして立場を確立させ、ジェームズとデイビスに続く3番手のオプションとしてふさわしい存在になったのだ。

サイズ、ショット、プレイメイク能力、そして守備を兼ね備えているリーブスは、制限つきFAとして大型契約を勝ち取るだろう。

2. ディアンジェロ・ラッセル(ポイントガード)

2回目のレイカーズでのプレイとなったラッセルは、ほろ苦い終わりを迎えた。プレイオフ最後の4試合のうち3試合で一桁得点にとどまり、最終的にはスターティングラインナップから外されたのだ。しかし、全般的にはレイカーズで堅実なプレイだった。

通算3ポイントショット成功率が36.2%のラッセルは、まずまずのレベルでフロアを広げることができ、ラッセル・ウェストブルックよりもスムーズにフィットした。プレイメーカーとしても有能で、レギュラーシーズンはレイカーズで平均6.1アシストを記録している。

3. 八村塁(パワーフォワード)

リーブス同様、ポストシーズンに名をあげたのが八村だ。

八村はNBAプレイオフ2023最初の2試合で連続20得点超をあげた。プレイオフで2試合連続のベンチスタートからの20得点は、レイカーズではマジック・ジョンソン以来のことだ。その後、八村はデンバー・ナゲッツとのウェスタン・カンファレンス・ファイナルで、ニコラ・ヨキッチ相手の守備で活躍し、一方で得点力もレイカーズにもたらした。

八村のプレイにはジョンソンからも賛辞が寄せられている。ジョンソンは八村とリーブスを「新星たち」と評した。レイカーズは「断固として」両選手と再契約する姿勢と言われている。

4. デニス・シュルーダー(ポイントガード)

シュルーダーはペイント内に侵入でき、リーチの長さとスピードで相手のボールハンドラーを苦しめることができる。

ジャンプショットはまだ安定しないが、適切な役割で貴重な選手になれることを示した。

5. マリーク・ビーズリー(シューティングガード)

レギュラーシーズンではパートタイムのスターターだったが、プレイオフではローテーションから外れた。

それでも、実績あるシューターで、波に乗ることもある。レイカーズがチームオプションを破棄した場合、3Pを必要とするチームからの関心を引きつけるだろう。

6. ロニー・ウォーカー四世(シューティングガード)

プレイオフになって役割が少なくなったが、ゴールデンステイト・ウォリアーズとのウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第4戦では、第4クォーターに15得点をあげて勝利に貢献するなど、重要なパフォーマンスも見せている。

身体能力やショットのポテンシャルから、興味深いロールプレイヤーだ。

原文:Lakers free agents 2023: Biggest offseason decisions for LA, from Austin Reaves to Rui Hachimura(抄訳)

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Scott Rafferty

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Scott Rafferty is an experienced NBA journalist who first started writing for The Sporting News in 2017. There are few things he appreciates more than a Nikola Jokic no-look pass, Klay Thompson heat check or Giannis Antetokounmpo eurostep. He's a member of the NBA Global team.