10月24日(日本時間25日)にチェイス・センターで行なわれたロサンゼルス・クリッパーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズの一戦は、カワイ・レナードが21分26秒のプレイ時間で21得点、5リバウンド、9アシストを記録し、クリッパーズが141-122で快勝した。
昨季のプレイオフ・ファーストラウンドでウォリアーズに第6戦で屈したクリッパーズは、開始からフィールドゴール6本中5本成功で連続14得点と好発進を切る。
一方のウォリアーズは、3ポイントショット4本を含む最初のFG6本すべて失敗。第1クォーター残り8分23秒のディアンジェロ・ラッセルのジャンパーが初得点だった。
前半にFG37本中21本成功(56.8%)、3P11本中6本成功のクリッパーズは、65-54と11点をリード。さらに第3Qに46得点を記録し、111-87と勝負を決める。一部のウォリアーズのファンは出口に向かい、クリッパーズは第4Qにレナードを温存した。
開幕2連勝のクリッパーズは(2勝0敗)は、レナードのほかにルー・ウィリアムズが22得点、8アシスト、パトリック・パターソンが20得点、モントレズ・ハレルが18得点、イビツァ・ズバッツが16得点、10リバウンドを記録している。
昨季のファイナルでウォリアーズを沈め、ファイナルMVPに輝いたレナードについて、クリッパーズのドック・リバース・ヘッドコーチは「今の彼は別レベルのことをしている」と称賛した。
一方、47年を過ごしたオラクル・アリーナから新たにチェイス・センターへと拠点を移したウォリアーズ(0勝1敗)は、ステフィン・カリーが23得点、ディアンジェロ・ラッセルが20得点を記録。第1Q残り9分03秒に右ひじを痛め、後半から試合に戻ったドレイモンド・グリーンは11得点だった。
ウォリアーズはカリーの3Pが11本中2本成功と不発、チーム全体でも42本中15本成功に終わった。カリーは第3Qに46得点を許したことについて「僕らがいつも第3Qに見せる活力で彼らは僕らを叩きのめした」と述べている。
ケビン・デュラントが退団し、近年チームを支えたベテランたちが去り、31歳のカリーが最年長のウォリアーズ。スティーブ・カーHCは「これは一度だけのことじゃない」と、若いチームに今後も厳しい道が待っていると述べた。
「これがよりNBAの現実なんだ。これまでの5年は、本来存在しないような世界だったんだよ」。