9月9日(日本時間10日)にフロリダ州オーランドのアドベントヘルス・アリーナでNBAプレイオフ ウェスタン・カンファレンス・セミファイナルのロサンゼルス・クリッパーズ対デンバー・ナゲッツ第4戦が行なわれ、96-88の勝利でクリッパーズが3勝1敗とし、シリーズ突破に王手をかけた。
第2クォーターに18点差のリードを作ったクリッパーズだったが、徐々にナゲッツの反撃を許し、第3クォーター序盤に48-48の同点へと持ち込まれた。しかしそこから再び21-5のスコアで主導権を奪い返すと、そのままナゲッツの追撃をかわし、勝利へと繋げた。
3ポイント成功率が28.6%とオフェンスに苦しんだクリッパーズだったが、逆にディフェンスではナゲッツをフィールドゴール成功率39.7%に抑え、24秒バイオレーションを3度も奪った。
あと1勝でチーム初となるカンファレンス・ファイナル進出を果たすクリッパーズだが、それでも気の緩みは見せていない。クリッパーズのドック・リバース・ヘッドコーチはその事実に関して「リアクションは皆無だ」と気を引き締めた。
「まだ何も達成していない」。
カワイ・レナードは30得点、11リバウンド、9アシスト、4スティール、2ブロックと、オールラウンドなプレイでチームを牽引。レナードが今季のプレイオフで30得点以上を記録したのはこれで6度目だ。
この日10得点を記録したポール・ジョージは「チームの継続性が増している」と語った。
「お互いとプレイすることにどんどん慣れてきている証拠だ」。
クリッパーズはほかに、モントレズ・ハレルが15得点、マーカス・モリスSr.とイビツァ・ズバッツがそれぞれ11得点、ルー・ウィリアムズが12得点をマークした。
一方の敗れたナゲッツは、ニコラ・ヨキッチが26得点、11リバウンド、6アシスト、ジャマール・マレーが18得点、7アシスト、マイケル・ポーターJr.が15得点を記録した。
第5戦は日本時間9月12日の午前7時半に行なわれる。