ロサンゼルス・クリッパーズは5月29日(日本時間30日)、タロン・ルー・ヘッドコーチと長期の新契約を結んだことを発表した。
バスケットボール運営部代表のローレンス・フランクは、「ルーは我々がヘッドコーチに望むすべてです。素晴らしい戦術家であり、生まれながらのリーダーで、選手ともスタッフとも、周囲の人たちとつながる見事な能力を持ち合わせています」と話している。
「4年前、ルーを招へいできたのは特権だと思いました。今も幸運だと感じています。我々のチームを率いるのに彼以上の人はいません。球団の柱であり、これからとても長きにわたってそうあり続けるでしょう」
ルーHCは「ここが私のいたい場所です。ここ4年、このチームを指導するのが大好きでした。イントゥイット・ドームでの新時代に向かうことをうれしく思っています」と述べた。
「この機会をスティーブ、ローレンス、球団全体に感謝しています。オーナーシップ、フロントオフィス、ロスター、スタッフ、アリーナとともに、我々は今、そして未来も勝っていくために必要なアドバンテージをすべて備えています。私はそれができると確信しています」
クリッパーズでの4シーズンで、ルーHCは184勝134敗を記録(勝率57.9%)し、3シーズンでチームをポストシーズン進出に導いた。2023-2024シーズンは51勝31敗(62.2%)という成績で、球団史上3回目となるパシフィック・ディビジョン制覇を達成。また、月間最優秀コーチ賞を連続で受賞したクリッパーズで初の指揮官となった。
ルーHCの下でクリッパーズは4シーズン連続の勝ち越しを達成。現在のNBAで最長となる13シーズン連続の勝ち越しとしている。ルーHCは球団歴代3位の白星をあげており、2021年にチームを初のウェスタン・カンファレンス・ファイナル進出に導いた。
クリッパーズで指揮をとる前のルーHCは、2016年から2018年にかけてクリーブランド・キャバリアーズのヘッドコーチを務め、128勝83敗を記録(勝率60.7%)。3年連続のNBAファイナル進出と、2016年には球団史上初となるNBA優勝を達成した。2015-2016シーズンの1年目での優勝は、1980年以来歴代4人目。選手としても指揮官としても優勝を達成したのは、史上14人目だ。
その以前は2013-2014シーズンからクリッパーズのアシスタントコーチを、その前の2年間はボストン・セルティックスでアシスタントコーチとバスケットボール育成部門のディレクターを務めた。
ルーHCは現役時代にNBAで11シーズンにわたってプレイ。2000年と2001年にロサンゼルス・レイカーズで優勝を経験した。通算で554試合に出場し、平均8.5得点、3.1アシストを記録している。
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