クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズがこの夏、ゴールデンステイト・ウォリアーズ入りを考えるかもしれないと、2月1日(日本時間2日)に『ESPN』のクリス・ヘインズ記者が報じて以来、ツイッターでは様々な反応が飛び交っている。
しかし、ちゃんと報道を読み解いてみると、「もし」ウォリアーズがマックス契約を用意することができれば、ジェームズと話す「かも」しれなく、ジェームズが「ウォリアーズのカルチャーに敬意を持っている」から話を聞く「だろう」としか書いていない。ジェームズがウォリアーズのジャージーを身にまとうには、随分と不確定な情報ばかりだ。
2016年の夏、ケビン・デュラントがウォリアーズ入りするという話も最初は考えられないものだったが、ジェームズのウォリアーズ入りはさらに現実的ではないだろう。
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1.金銭的に難しい
2016年にウォリアーズがデュラントを契約した時と違って、サラリーキャップの上昇と、ステフィン・カリーのNBAで最もお買い得な契約という好材料が揃っていない。ジェームズはマックス契約を欲していることは常に主張しており、安く抑えてもらうということはあり得ないだろう。ウォリアーズがジェームズの求める金額を提示する方法もあるにはあるが、決して簡単なことではない。
『ESPN』のボビー・マークス記者は、ジェームズがウォリアーズ入りする最も現実的な方法は、クリス・ポールと同じ方法だと分析している。キャブズにチームを去ることを伝え、プレイヤーオプションを行使(2018-19シーズン、3507万ドル)し、トレード拒否権を放棄することでキャブズがウォリアーズにトレードしてくれることに期待する。ウォリアーズはクレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、指名権などを含む必要があるが、デュラント、カリー、ジェームズというとんでもないコアメンバーを揃えることとなる。
このシナリオではサイン&トレードという可能性もあり、その場合ウォリアーズはさらに選手を放出する必要があり、層の厚さがなくなってしまう。ジェームズをウォリアーズに連れてくるのは、かなりのチャレンジとなりそうだ。
(後編につづく)
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