9月1日(日本時間2日)に行なわれたカイリー・アービングのボストン・セルティックス入団会見で取り上げるべきことがあるとすれば、彼がチームの一員になることを楽しみにしているという点だ。
クリーブランド・キャバリアーズからのトレードを求めたと騒がれる中で、アービングは新チームで“The Man”(大黒柱)になることを望んでいると噂された。だが、会見での発言はまったく異なる。
アービングは「チーム全体をひとりで背負った選手なんていたかな?」と述べた。
「僕はいないと思う。全員が集団として日々向上することをひとつの目標とし、任務としているときは、いろいろな可動部があり、それぞれの仕事ができるかどうかはそれ次第なんだ。互いのベストを引き出すことが僕らの仕事だよ」。
アービングは2015年から3年連続でNBAファイナルに勝ち進み、2016年のNBA王者となったキャバリアーズの一員だった。6年のキャリアで平均21.6得点という数字を残している。だが、プレイオフを戦ったのは、レブロン・ジェームズがキャバリアーズに戻って来てからの過去3年間だ。
約30分間の会見で26分が経とうかというときまで、アービングはジェームズの名前を口にしなかった。だが、「(トレードが決まるまでの間)彼とは話していない」というアービングは、ジェームズとの経験や、彼から学んだことの大きさを認めている。
「君らに彼から学んだことがいかに大きいかを言わなければ、僕は嘘つきになる」。
一方で、アービングは「スキームを見ると、みんなのスキルセットという点でかなり偏りのない攻撃だ」と、新たに指導を受けるブラッド・スティーブンズ・ヘッドコーチからも多くを学びたいと述べた。
「彼らは常に2歩、3歩、4歩と先をいっていた。試合中はコンスタントに波や変化があるからだ。浮き沈みがある。その流れを把握し、コート上の選手たちのポテンシャルを最大限に引き出すのが、スティーブンズHCだよ」。
原文: Kyrie Irving hasn't spoken to LeBron, excited to be part of a team with Celtics by Sporting News(抄訳)
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