トロント・ラプターズはNBAファイナルに進出することができず、カイル・ラウリーにとってそれは2017-18シーズンが「無駄になった」のと同様なようだ。
イースタン・カンファレンス・セミファイナルでクリーブランド・キャバリアーズにスウィープされたあと、5月8日(日本時間9日)にラウリーは記者たちに口を開いた。シーズンの終わり方をとても悔やんでいると彼は語った。
「僕にとっては優勝以外は失敗という気持ちだった。いつもそう感じているから、今年を無駄にしてしまったと個人的に感じている」。
レギュラーシーズンでチーム記録となる59勝をあげたラプターズは、イースタン・カンファレンス1位の座を獲得。第1ラウンドではワシントン・ウィザーズを6試合で倒し、次のラウンドでキャブズ相手に敗退した。
ラウリーは「レギュラーシーズンは関係ない」と話した。
「どうあろうと、フィジカルな強さを求められるこの時期に備える必要がある。それが重要なんだ」。
ラプターズは5年連続でプレイオフ出場を果たしている。2015-16シーズンにはイースタン・カンファレンス・ファイナルまで進み、ここ2シーズンは第2ラウンドでの敗退が続いている。
このプレイオフに向けてラプターズは高い期待を抱いていたとラウリーは述べている。
「(今年の敗退は)いつもと違う感覚はある。今年はNBAファイナルに行けると感じていたし、それが目標だった。我々にとってそれはリアルな目標であり、それ以外のことはどうでもいい」。
ラプターズが、7シーズンで320勝238敗という成績を残しているドウェイン・ケイシーHCを解雇するかもしれないという報道も出ている。
ケイシーHCとは「幾多の試練を共にしている」と説明したラウリーは、彼がNBAでも屈指のコーチであると語った。
「コーチがいなければ今の自分には絶対になれていない。彼のことはいつだって信頼している。僕が今まで一緒にやってきたコーチのなかでベストのひとりだ」。
原文:Kyle Lowry says Raptors had ‘wasted year’ after early playoff exit by Sporting News