NBAファイナル開幕で復帰なるか セルティックスのクリスタプス・ポルジンギスが状態に言及

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坂東実藍 Miran Bando

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ボストン・セルティックスのクリスタプス・ポルジンギスは、NBAファイナル第1戦に向け、チームメンバー入りすることを「現時点では予定している」と話した。

ポルジンギスとジョー・マズーラ・ヘッドコーチは、シリーズ初戦に選手が出場するかどうかを断言していない。どちらもその方向に進んでいると示唆した。『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は、最近何度かスクリメージに参加したポルジンギスが、6月6日(日本時間7日)に行われる第1戦に間に合う見込みと報じている。

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100%健康か問われたポルジンギスは、「分からない。様子を見よう。あと数日ある。プレイできる状態に戻るために、必要なことはすべてやってきた。(試合日の)夜にどうなっているかを見よう。あと数日だ。それが影響するかもしれない。さらに良くなる時間が日に日に少しずつ増えていくんだからね」と話した。

ポルジンギスは4月29日(同30日)に行われたマイアミ・ヒートとのプレイオフ・ファーストラウンド第4戦で左ふくらはぎを痛め、以降は試合に出ていない。

セルティックスはファーストラウンドでヒート、セカンドラウンドでクリーブランド・キャバリアーズに、それぞれ4勝1敗で勝利。イースタン・カンファレンス・ファイナルではインディアナ・ペイサーズをスウィープ(4勝0敗)で沈め、NBAファイナルに駒を進めている。

ポルジンギスの今後の起用について予想を避けたマズーラHCだが、1か月以上で離脱している選手がNBAファイナルの激しさやフィジカルさに対処できるかどうかについては、あまり懸念を示さなかった。

今ポストシーズンのセルティックスは、ポルジンギス不在で9勝1敗という成績だ。だが、マズーラHCは、ポルジンギスがいる時のほうがセルティックスは良いチームだと考えている。

マズーラHCは「もちろん、試合のスピードと激しさをシミュレートすることはできない。それは少しずつ練習を繰り返すしかないと思う」と述べた。

「KP(ポルジンギス)は素晴らしい選手だ。1か月離脱していたというだけで、バスケットボールのやり方を学び直さなければいけないわけじゃない。離脱した時と同じように戻ってくると期待している。もちろん、少しさびつきはあるだろうけどね」

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ポルジンギスが公に発言したのは5月4日(同5日)以来のことだ。復帰に向けて取り組んできた「長いプロセス」に言及した。軽い練習に参加して「かなり良い感じ」と述べている。ただ、実際の試合に出ていないことで、どれほどのコンディショニングか知るのには「完璧ではない」と話した。

今季のレギュラーシーズンで、ポルジンギスは57試合に出場し、平均20.1得点、7.2リバウンド、1.9ブロックを記録している。離脱前のヒートとのシリーズでは、平均14得点、5.7リバウンド、1.5ブロックという数字だった。レギュラーシーズンでポルジンギスが欠場した25試合で、セルティックスは21勝4敗という成績を残している。

ポルジンギスは「自信を感じなければいけない。コートに立って何かを考えていたくはない」と述べた。

「一度出たら、自分にできる最高のバスケットボールをし、チームに貢献しようと、完全に集中しなければいけない。本当の試合に出られていなかったことは、理想的じゃないね。でも、受け入れてやっていく。とにかく与えられた状況で自分のベストを尽くそうとするだけだ」

原文:Kristaps Porzingis says 'plan right now' is to suit up for Game 1 vs. Mavs(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。