5月27日(日本時間28日)、クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズが再びイースタン・カンファレンスの王者となったことで、彼を巡る話題は当然のようにキャバリアーズのスターが残すレガシー(遺産)へと移った。8年連続のNBAファイナル進出が、その見事なキャリアにおいて何を意味するかということだ。そしてそうなると、マイケル・ジョーダンの名前が必ず出てくる。
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ジェームズは15年目も力強さを見せているだけに、LBJ対MJ(レブロン対ジョーダン)の議論は今後もなくならないだろう。アナリストが毎日あらゆる角度で分析しているだけに、本質的な何かを議論に注入するのは難しい。だが、いくつかリングを手にした者であれば――コービー・ブライアントのことである。
We can enjoy one without tearing down one. I love what he’s doing. Don’t debate what can’t be definitively won by anyone #enjoymy5 #enjoymj6 #enjoylbjquest
— Kobe Bryant (@kobebryant) 2018年5月28日
ブライアントは「片方をけなすことなく、もう片方を楽しむことは可能だ。私は彼がやっていることが大好きだよ。誰も絶対に勝つことができないことを議論するのはやめよう。私の5回(の優勝)、MJの6回、LBJの冒険を楽しもう」とツイートした。
彼が指摘したのは、確かな論点だ。ジェームズがコートに立つたびにジョーダンを話題に出す傾向は、目の前の試合を見る楽しみをすべて台無しにしかねない。どの選手が「史上最高」にふさわしいかを叫んでも、すぐに徒労に終わる。
ただ、ブライアントのツイートでさらに面白いのは、「私の5回を楽しもう」というハッシュタグをつけて、ロサンゼルス・レイカーズでの20年のキャリアで自分が何をしたかをNBAファンに思い出させたところだろう。そういった自信があるからこそ、彼は我々が知る最も難しい類のショットの数々を決められたのだ。
原文: Kobe Bryant jumping into LeBron James-Michael Jordan debate is wonderfully Kobe move by Sporting News(抄訳)
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