ニューヨーク・ニックスが、クリスタプス・ポルジンギスと信頼関係を築いていたアシスタントコーチのジョシュ・ロングスタッフとの契約を更新しなかったと、『New York Daily News』が伝えた。
ポルジンギスとロングスタッフは良好な関係を築いていた。ロングスタッフは、昨年の夏、ポルジンギスの母国ラトビアに出向いて練習に付き合うほどの関係で、同選手は今夏開催される欧州選手権期間中も、ラトビア代表のアシスタントコーチとしてロングスタッフの帯同を求めたとも言われている。
ニックスがロングスタッフを解雇した理由は不明で、先日ポルジンギスの代理人を務める兄のヤニス・ポルジンギスと球団社長のフィル・ジャクソンによる話し合いの内容が影響しているかもわかっていない。
だが、少なくともアシスタントコーチとしての評価で解雇されたわけではなさそうだ。
『New York Daily News』によれば、ロングスタッフはニックスのスタッフの中でもハードワークを厭わない人物で、ニックスにとって数少ない好材料である選手育成部門でその手腕を発揮していたという。
アシスタントコーチの解雇が話題になることは少ないが、ポルジンギスとニックスの関係が悪化していると報じられている以上、ロングスタッフの件は例外だ。
今季最後のチームミーティングを欠席したポルジンギスとニックスの間には、深い溝が生まれた。代理人を務める兄とジャクソンとの会談も生産性のある内容にならなかったと伝えられているほか、ジェフ・ホーナセック・ヘッドコーチによれば、メールを送ってもポルジンギスから返信はないという。
ニックスを取り巻く狂想曲は、まだ終わりそうにない。
原文:Rift between Knicks, Kristaps Porzingis widens with reported firing of his favorite assistant by Marcus DiNitto/Sporting News