ケビン・ラブとキャバリアーズが延長契約に合意

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NBAオールスター2018に選出されたチームに残っている唯一の選手を、クリーブランド・キャバリアーズは手放さないようだ。

キャブズがケビン・ラブと4年1億2000万ドルの延長契約に合意したと『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者とブライアン・ウィンドハースト記者、『Cleveland.com』のジョー・バードン記者が報じた。

7月24日(日本時間25日)の午後には、チームが正式にラブとの契約合意をクイックン・ローンズ・アリーナで発表。契約はキャブズのフロント役員と、アリーナの改築を行なっている作業者の前で行なわれた。

キャブズのコービー・アルトマンGMは「ケビンとクリーブランド・キャバリアーズの長期契約を発表できることをとても喜んでいる」と語った。

「交渉が始まった瞬間から、これはパートナーシップとなっていた。ケビンにとって協力と勝利はとても重要なことであり、この延長契約はその現れでもある。彼のタレントと人間性はとても高いレベルにあり、チームとして前進していくなかでの中心的な存在を担ってくれる。5度のオールスター選出と優勝経験を持つケビンは、成功と勝利に必要なものをよく理解している」。

ラブは「最初にクリーブランドにきたときから、長期的にプレイする考えだった」と話した。

「ここには勝ちにきた。それを反映するカルチャーを築くこともできた。とても興奮している。これ以上嬉しいことはない。自分にとってもキャバリアーズにとってもとても大きな契約なので、ダン・ギルバート、コービー・アルトマン、組織全体に感謝したい。ここでプレイすることはとても楽しく、今のチームとこれからの未来にとても興奮している。キャブズファンは初日からとても特別な存在だったので、この素晴らしいコミュニティの一部に居続けられることもとても楽しみだ」。

ラブは現在の契約の2019-20シーズンのオプションを破棄し、2018-19シーズンの2410万ドルの契約が終了次第、今回合意した延長契約が有効となるとウォジナロウスキー記者が報じている

9月で30歳になるラブの現在の契約には、1シーズンと2019-20シーズンのプレイヤーオプションが残っていた。昨シーズンは平均17.6得点、9.3リバウンドを記録し、2シーズン連続でオールスターにも選出された。しかし手の骨折でオールスターゲームは欠場している。

キャブズ入りしてからトレードの噂が耐えないラブだったが、208センチながらもガードのシュート力を持つ彼が今後チームの中心となる。キャブズは2014年8月23日(日本時間24日)に、その年のドラフトで全体1位指名したアンドリュー・ウィギンズをミネソタ・ティンバーウルブズにトレードし、ラブを獲得した。

この夏、レブロン・ジェームズがフリーエージェントとしてロサンゼルス・レイカーズと契約し、チームを去っている。キャブズは4年連続でNBAファイナルに進出したものの、2018年にはライバルのゴールデンステイト・ウォリアーズにスウィープされてしまった。ウォジナロウスキー記者によると、ジェームズの移籍を受けて、キャブズはラブと長期契約に結ぶことを急いだとのことだ。アルトマンGMとチームオーナーのダン・ギルバートは、キャブズがイースタン・カンファレンスのプレイオフ戦線に残れるよう尽力しており、それにはラブを長期的に確保することが必須だった。

ラブは昨シーズン59試合に出場し、3ポイントショット成功率が41.5%、そしてフリースロー成功率は自身のキャリア最高となる88.0%を記録した。2017-18シーズンで平均9リバウンド以上記録しながら、3Pショットを100本以上決めたのはラブ、カール・アンソニー・タウンズ、ニコラ・ヨキッチ、デマーカス・カズンズの4選手のみだ。

ここ4シーズンで、ラブは271試合に出場しており、平均ダブルダブル(17.1得点、10リバウンド)を記録している。2014-15シーズン以来、リバウンド(2705)、ダブルダブル(145)、3Pショット成功数(584)のチームリーダーだ。すでに3P成功数ではキャブズ史上4位、ディフェンシブリバウンド(2165)で史上10位、リバウンド全体で史上12位にランクインしている。キャブズの2016年の優勝を含む4年連続ファイナル進出に大きく貢献した。

昨シーズン、ラブはパニック障害を患っていることを告白している。

原文:Kevin Love signs extension with Cleveland Cavaliers by NBA.com


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ