ケビン・デュラントがシャキール・オニール超えの通算得点歴代8位に サンズは76ersに勝利

坂東実藍 Miran Bando

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3月20日(日本時間21日)にアリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで行われたフィラデルフィア・76ers対フェニックス・サンズの一戦は、サンズが115-102で勝利した。

前半に3ポイントショット20本中10本成功を記録し、リバウンドで34-18と上回ったサンズは、13ターンオーバーにもかかわらず、第2クォーターに23-6のランを見せるなど、ハーフタイムまでに13点差をつける。

第3Qを17-2のランで締めくくり、24点差をつけて第4Qを迎えたサンズは、26点リードから残り5分15秒で11点差まで追い上げを許す。だが、ケビン・デュラントとグレイソン・アレンの連続3Pで勝利を引き寄せた。

サンズ(40勝29敗)はアレンが自己最多タイとなる3P成功9本を含むフィールドゴール17本中10本成功で32得点、5アシスト、デュラントが22得点、8リバウンド、デビン・ブッカーが18得点、9リバウンド、11アシスト、ロイス・オニールが13得点、ユスフ・ヌルキッチが10得点、15リバウンド、ボル・ボルが10得点を記録。また、この日加入が決まったアイザイア・トーマスは、1分48秒間のプレイでFG1本試投、1アシストをマークしている。

デュラントは通算2万8610得点として、シャキール・オニールを抜いて歴代8位に浮上した。7位のウィルト・チェンバレンは3万1419得点だ。

サンズは23ターンオーバーだったが、デュラントは「大事なのは勝つことだ。僕らはとにかく試合に勝ちたいんだよ」と話した。

「勝ち方が大事な時もあるのは分かっている。でも、シーズンのこの段階では、とにかく白星を積み重ねることが必要なんだ」

一方、ジョエル・エンビードが離脱した中、1月25日(同26日)から9勝18敗となった76ers(38勝31敗)は、ケリー・ウーブレイJr.が18得点、5リバウンド、ジェフ・ダウティンJr. が12得点、5アシスト、キャメロン・ペインが12得点、KJ・マーティンが11得点、13リバウンドをマークしている。

ニック・ナース・ヘッドコーチは「必要なエネルギーでボールを動かせていないようだ」と話した。

「彼らが3Pで破壊的になれることは分かっている。今夜はそれを狙わせないように抑えようと話していた。だがとにかく、それができなかったんだ」

ボックススコア

坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。