エンビードかヨキッチか?白熱したMVP論争にネッツのデュラントが参戦

Scott Rafferty

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ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)

NBAのMVPレースは常に進行中で、その議論はシーズンを通して流動的だが、それは今回も同様だ。プレイオフまで残り数週間となった現時点で、今シーズンの受賞者はまだ明確にはなっていない。モーリス・ポドーロフ・トロフィーを受賞する最有力候補は、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、そしてヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)だ。

しかし、ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、デマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)など、票を集めそうな選手がほかにも多数いる。

3月18日(日本時間19日)にブルックリン・ネッツがポートランド・トレイルブレイザーズに逆転勝ちした後、ネッツのスター選手でMVP受賞経験のあるケビン・デュラントが、今シーズンの受賞者は誰だと思うかという質問を受けた。

「僕の推測では、ジョエル・エンビード、デマー・デローザン、ジャ・モラントだね」とデュラントは答えている。

「この3人が僕のトップ3で、たぶんジョエルだろうね。ヨキッチもそこに入るかもしれないけど、おそらくジョエルだろうな」。

「高いレベルでプレイしている素晴らしい選手はすごくたくさんいるんだ。この前も言ったけど、リーグはとても良い状況にあると思う」。

ひざの怪我でシーズンの大部分を欠場していなければ、デュラントもこの話題に入っていたことだろう。彼は今シーズン、44試合で1試合平均29.4得点を記録しているが、この数字は2013-14シーズンに4度目の得点王を獲得して以来最多だ。

デュラントは、ネッツが勝利したニューヨーク・ニックス戦の今季最多記録となった53得点からかけ離れてはいない。18日(同19日)のブレイザーズ戦では、フィールドゴール15本中11本成功、フリースロー15本中14本成功で、ゲーム最多の38得点を記録している。

MVPレースに絡んでいないことについて聞かれたデュラントは「いいや、別に悔しくはないよ」と答えている。

「MVPを獲ることがどういうことなのか僕には経験しているからね。それは選手としての僕を証明するわけではないんだ。僕は自分が何ができるかを知っている。地元愛を受け、ファンがリーグ最高の選手として認めてくれるのはいつだって素晴らしいことだけど、腹が立つとかっていうことはない。これもゲームの一部に過ぎないよ。自分がどんな選手かは自分でわかっているんだ」。

現在のNBA MVP受賞確率

FanDuel』によると、エンビードが初の受賞となる同賞の確率が最も高い。前回MVPのヨキッチが僅差で続き、3位にアデトクンボが付いている。

  • ジョエル・エンビード(76ers) -140
  • ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ) +135
  • ヤニス・アデトクンボ(バックス) +1000
  • ルカ・ドンチッチ(マーベリックス) +4200
  • ジャ・モラント(グリズリーズ) +4200
  • デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ) +10000

※3月19日(同20日)時点のオッズ

原文:Joel Embiid or Nikola Jokic? Nets star Kevin Durant weighs in on NBA's heated MVP debate by Scott Raffery/Sporting News
翻訳: YOKO B Twitter:@yoko_okc

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Scott Rafferty is an experienced NBA journalist who first started writing for The Sporting News in 2017. There are few things he appreciates more than a Nikola Jokic no-look pass, Klay Thompson heat check or Giannis Antetokounmpo eurostep. He's a member of the NBA Global team.