ケビン・デュラントがカイリー・アービングをアレン・アイバーソンと比較しべた褒め

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NBAファイナルでMVPを獲得したのはケビン・デュラントだったが、彼の発言を信じるのであれば、コート上のベストプレイヤーはクリーブランド・キャバリアーズのポイントガード、カイリー・アービングだったのかもしれない。

ビル・シモンズ氏のポッドキャストに出演したデュラントは、ファイナルでのアービングの活躍をほめたたえ、殿堂入り選手のアレン・アイバーソンよりも上手いとまで話した。

「個人的に、カイリーはAIよりも上手い。スキル同士を比べるとね。彼のハンドリングのほうが良い。あ、これカットしてほしいかもな……AIと問題は起こしたくないからね。カットしないといけないかもしれない。ただ、とにかくカイリーのほうがスキルがあると思うんだ」。

クリーブランドが敗戦した今ファイナルで、アービングはフィールドゴール成功率47.2%、3ポイントショット成功率41.9%と大活躍だった。平均29.4得点を記録し、20得点未満だったのは1試合だけだった(第2戦で19得点)。

それでも、アービングがNBA史における屈指のスコアラーであるアイバーソンよりも上手いというのは、少し無理があるかもしれない。とはいえ、アイバーソンとアービングのキャリア最初の6年を比較してみると、決して引けを取らないことがわかる。

アービングは25歳にしてすでにNBAで優勝しており(昨年のファイナル第7戦の逆転スリーは忘れられない)、オールスター選出もアイバーソンの3回よりも多い4回だ。平均得点、リバウンド、アシストはアイバーソンのほうが高いが、アービングのほうがシュート効率が良い。FG成功率は45.7%(アイバーソンは44.5)、3P成功率は38.3%(アイバーソンは31.8%)、エフェクティブ・シューティング・パーセンテージ(eFG%=3ポイントショットを加味したFG成功率)は51.2%(アイバーソンは45.1)だ。

どちらが上手いのかは別として、アービングのファイナルでの活躍はアイバーソンとの比較論を巻き起こすに値するとデュラントは話した。

「カイリーは見ていると嬉しくなる。彼のプレイを見ていると本当にハッピーな気持ちになるんだ。プレイを見ていると笑顔になるんだよ。彼ほどのスキルがある選手を見ていると、彼がどれだけ練習してきたのかってのがわかるからね」。

「彼のプレイはひとつ上のレベルにあるよね。子供たちに教えるけど、自分じゃ全くできないようなプレイだ。彼のレイアップがブロックされるのを見たことがない。彼は6フィート2インチ(約188cm/公称は6フィート3インチ=約191cm)だよ。彼のレイアップをバックボードに叩きつけるほどブロックしたことがある人を一人も見たことがない。一人もね」。

「彼はゴールを見ないでもあのスピンをかけて決めることができる。彼がどれほど練習をつぎ込んできたかわかるから本当にリスペクトしている。彼みたいな選手は見たことないね」。

原文:Kevin Durant lauds Kyrie Irving, says he's better than Allen Iverson by Zac Al-Khateeb/Sporting News

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