スター選手の契約が終わりに近づくと、誰もがオフシーズンの動きに注目し始める。
ほぼ毎週のように、ポール・ジョージはロサンゼルスに向かっているのか不明瞭なコメントを発し、レブロン・ジェームズはクリーブランドでの今後に関する質問をかわしている。スターである彼らの今後の計画をメディアが気にするのは当然だが、ケビン・デュラントはどこにいったのだろう?
デュラントの契約には、来季2625万ドル(約27億7000万円)のプレイヤーオプションがついている。ゴールデンステイト・ウォリアーズを去る可能性はごくわずかだが、なぜ2シーズン前のように各チームは彼を引きつけようとしないのか。答えは簡単、今回は彼が自らそうさせているのだ。
『The Athletic』は、こう報じている。
リーグ全体が信じているようだが、すでに結論は決まっているのか?
デュラントは「考えてもいない」と述べた。
「僕はここにいる。ここにいるよ。そのことを考えてもいない」。
もっとシンプルに、自分の中では、来季も100%ウォリアーズに戻るつもりか?
デュラントは「イエス」と答えた。
「イエスだよ」。
ウォリアーズと契約したことで、デュラントは激しく批判された。昨季、NBAファイナルでMVPに選出され、初優勝を遂げたことで、彼は最後に笑うことになったが、他球団に行くよりも、すでに在籍するチームと再契約するほうがずっと騒がれないだろう。デュラントがそれを避けるのは当然だ。
デュラントは批判全般も乗り越えた様子で、『The Athletic』に冗談も飛ばしている。
明確でないのは、デュラントの今後の契約の金額と期間。
明確なのは、彼が所属するチーム。
デュラントは皮肉的な笑顔を見せながら「そうだな」と述べた。
「どこが優勝するかを待ちたい。そしてどこが優勝しても、僕が契約するのはそのチームだ」。
原文: Kevin Durant jokes about next contract: 'I want to wait to see who wins the championship' by Sporting News(抄訳)