巷では、ゴールデンステイト・ウォリアーズのベストプレイヤーが誰かという議論が起こっている。2連覇を果たしたばかりのウォリアーズに関して、ボストン・セルティックスのカイリー・アービングが自論を述べた。
先週『The Bill Simmons Podcast』に出演したアービングは、デュラントが素晴らしいチームにいると話し、チーム内のベストプレイヤーも同選手と考えている。
NBAファイナル2018後には、ファイナルMVPはデュラントではなくステフィン・カリーが受賞すべきだったのではないか、という意見もあった。
アービングは「僕は彼との対戦も好きだし、彼のプレイを見るのも大好きなんだ。彼はあまり前に出るタイプではないけれど、それでも試合を圧倒できる」と言う。
「1試合30得点は、彼にとって簡単なこと。その上で8~10アシストを決められるし、ファイナルでは14リバウンドくらい決められる。今年のファイナル第4戦ではトリプルダブル(20得点、12リバウンド、10アシスト)を達成した。彼は自分の技術を高めようとしている。まるで『優勝は経験した。これからは自分の技術を高めたい』という感じだった」。
2連覇達成後、カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンというスターが揃っていたチームに2016年に加入したデュラントに対し、「リーグを壊した張本人」という批判が起こった。しかしアービングは、デュラントの決断を支持する一人だ。
アービングは「今では周りがこぞって彼を批判している。『お前の力は不十分』とか、そういう批判を彼にぶつけている。いい加減にしよう。本当に、もう止めようよ」と話した。
「彼が移籍を決めて良かったと思う。自分で物事を決められる立場にあって、彼が望んだこと。僕は、自分の人生にかかわる決断をする人を批判しない」。
原文:Kevin Durant is Warriors' best player, Kyrie Irving says by Chelsea Howard/Sporting News(抄訳)