NBA入りしてから8シーズンをシャーロット・ホーネッツで過ごしたケンバ・ウォーカーが、ボストン・セルティックスに移籍する決断を下したときの心境について語った。
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ホーネッツ時代、ウォーカーはチームを2度のプレイオフ出場へと導き、3度オールスターチームに選出された。さらにオールNBAサードチームにも選出され、5年2億2100万ドルのスーパーマックス延長契約を結ぶ権利も手にしていた。
ホーネッツとの再契約が「最優先」であることを明言していたウォーカーは、スーパーマックスよりも低い額での再契約も受け入れる姿勢だった。しかし実際のホーネッツのオファーは、『The Athletic』によると5年1億6000万ドルをわずかに下回るものだったと言われている。
最終的に、ホーネッツとセルティックスによるサイン&トレードで、4年1億4080万ドルでセルティックスへと移籍する形となった。
ウォーカーは『The Athletic』に「つらい、クソみたいにつらい日々だった。これに関しては嘘もつけない」と話している。
「汚い言葉を使って申し訳ない。難しかった。違うチームでプレイしている自分が想像できなかったんだ。とにかく難しかった。僕はシャーロットしか知らずにやってきた。つらい時期はもちろんあった。キャップスペースの影響もあって、自分が求めている額に近いオファーをもらうのは難しいという感覚はあった。それによって、違うチームでプレイするという選択肢も受け入れる必要があったんだ」。
ウォーカーはそれがビジネスの一部であることを理解しており、決してホーネッツのオファーについて侮辱されたという気持ちはなかったという。
「MJ(ホーネッツのマイケル・ジョーダン会長)やチーム対して怒っているとかはない。理解しているよ」と彼は説明する。
「最終的には両側から物事を考えなければならない。MJに贅沢税(ラグジュアリータックス)を払うという選択肢はあったか? もちろんあった。でもなぜ?」。
「やはり両側から考えなければならない。そうすることで、シャーロット以外でプレイするという考えを受け入れることができた。シャーロットを愛していた。フリーエージェント市場解禁が近づくにつれ、自分の考え方をシフトさせる必要があった。もしシャーロットに残れなかった場合、自分のなかにはどこに行きたいか、行きたくないかなどの優先順位を持っていた。そこでボストンが浮上してきたんだ」。
カイリー・アービングがいなくなることで、セルティックスがだいぶ違うチームになってしまうことをウォーカーは理解しているが、それがプレッシャーになることはないと彼は語る。
「自分が昨年のカイリーより上手くないといけないなんて考え方はしない。そういうこともある。素晴らしい選手が移籍して上手くいかないことなんてよくある。彼にとっては上手くいかなかったんだ。カイリーは世界屈指の選手だ。ただ残念な結果、残念なシーズンとなってしまった」。
「自分がもっと上手くやらないと、という思いはない。自分の仕事をやって、周りの力をより引き出すためにこのチームに来たんだ。チームが勝てるためにできることをやる。彼らはもう何年も勝ち続けているチームだ。僕もその一部になりたい」。
原文:Kemba Walker talks leaving Hornets in free agency: 'Tough days, f—ing tough days' by Chelsea Howard/Sporting News
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