富永啓生にとってネブラスカ大最後のホームゲーム「エキサイティングで楽しい試合になると思います」|米大学バスケNCAA

YOKO B

富永啓生にとってネブラスカ大最後のホームゲーム「エキサイティングで楽しい試合になると思います」|米大学バスケNCAA image

富永啓生が所属するNCAAディビジョン1のネブラスカ大学は3月4日(現地時間3日)、公式戦最後のホームゲームとなるラトガーズ大学との対戦の前に『シニアナイト』のセレモニーを開催する。大学4年の富永はそのセレモニーの主役の1人だ。

『シニアナイト』とは、カレッジ最後のホームゲームの日に卒業を控えた大学4年生(シニア)の選手たちを、家族とともにホームアリーナのファンの前でそれまでの功績を称えるもの。富永は昨年、3年生ながらちょうどネブラスカを訪れていた両親と一緒にシニアナイトに参加していたが、今回は正真正銘のシニアナイトとなる。

セレモニーを前にネブラスカ大は富永のメッセージビデオを公開した。そのなかで富永は、ネブラスカのファンに感謝の気持ちを述べている。

「ネブラスカは僕の第2の故郷のように感じています。ここに来て3年、ここの人たちがどんなに僕に接してくれてサポートしてくれるか、本当に素晴らしいんです。ネブラスカのファン、僕らを応援してくれる人たち、ここのすべての人が特別です」

シニアナイトの前日の3月3日(同2日)、チーム練習後の会見で、富永は「まだ心の準備ができていません」と話している。

「でも、僕にとってピナクル・バンク・アリーナでプレイする最後の試合。エキサイティングで楽しい試合になると思います」

ネブラスカ大は現在20勝9敗(BIG10カンファレンス10勝8敗)で、NCAAトーナメント進出がほぼ確実視されている。公式戦はあと2試合。ホームでラトガーズ大戦に勝ち、11日(同10日)の敵地でのミシガン大戦に向けて勢いをつけたいところだ。

富永はエナジーあふれるプレイでチームをリードし、いつものセレブレーションでピナクル・バンク・アリーナのファンを味方につけ、ホーム最後の試合で勝利を掴めるのか。彼がどんな試合を見せるのか注目したい。

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。