ネブラスカ大の富永啓生「オール・ビッグテン・チーム選出は嬉しいが、僕たちにはまだやるべき仕事がある」|現地3月12日会見一問一答

YOKO B

ネブラスカ大の富永啓生「オール・ビッグテン・チーム選出は嬉しいが、僕たちにはまだやるべき仕事がある」|現地3月12日会見一問一答 image

3月13日(現地12日)、米国大学バスケットボールNCAAディビジョン1(1部)のネブラスカ大学に所属している富永啓生が現地記者団との会見に応じ、オール・ビッグテン・チームに選出されたことやNCAAトーナメントなどについて語った。

11日(同10日)には今季のレギュラーシーズン最終戦(対ミシガン大学)で、富永は30得点、6リバウンドを記録して勝利をけん引。ネブラスカ大学は14日(同13日)から開催されるビッグテン・カンファレンス・トーナメント(Big Ten Conference Tournament)で第3シードを獲得したほか、NCAAトーナメント進出もほぼ確実視されている。

以下、富永の会見の一問一答の抜粋(すべて英語での質疑応答の翻訳。質問は要約)。


チームの勝利のためにいつもどおりの僕のプレイを続けていく

——ミシガン大学戦ではいつも以上にバスケットに攻めているように見えたが。

富永:ミシガン大学はとてもフィジカルで身体能力が高いチームですが、ディフェンスで足がそんなに動かないので、スペースがあったらとにかく攻めていくことができると、試合前にもスカウティングでチームを話していたんです。それで、そういうチャンスがあるととにかく攻めるようにしました。

——オール・ビッグテン・チームに選ばれたことについて。

富永:とても嬉しいですが、僕たちにはまだやるべき仕事があります。今週にはビッグテン・カンファレンス・トーナメントという大事な試合がありますし、マーチマッドネスもあります。引き続き一生懸命プレイしなくてはいけません。チームの勝利のためにいつもどおりの僕のプレイを続けていくつもりです。

NCAAトーナメントでプレイすることは目標のひとつだったのでワクワクしている

——NCAAトーナメントでプレイする機会があることをどう思うか。

富永:アメリカに来てマーチマッドネスでプレイすることは僕の目標のひとつだったので、すごくワクワクしています。後悔しないように精一杯のプレイをしたいと思っています。

——フレッド・ホイバーグがビッグテンの最優秀コーチに選ばれたが。

富永:彼のもとでプレイして3年ですが、コート内外で本当に素晴らしいことを成し遂げていると思うので、彼の受賞は当然です。とても嬉しいです。

一番の成長はカッティングをしてバスケットにアタックできるようになったこと

——コーチは去年からカルチャーが変わったとよく話しているが、あなたがここに来てからどんなふうに変わったか

富永:僕たちは昨季の終盤にカルチャーを築き上げて、それが今季も継続していると思います。どういうふうに言えばいいのかわかりませんが、とにかく僕たちのカルチャーはどんどん良くなって、今はかなり良いと思います。

——あなた個人のゲームで成長したところは?

富永:昨季から一番良くなったところは、カッティングをしてバスケットにアタックできるようになったことですね。あとは、以前よりもボールを持つ機会が増えたので、そういう部分でオフェンス面の成長があると思います。


ネブラスカ大学は3月16日(現地15日)、ビッグテン・カンファレンス・トーナメントの準々決勝に登場する。

YOKO B

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。