ネブラスカ大学の富永啓生がNCAA3ポイントコンテストで優勝

大西玲央 Reo Onishi

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4月5日(現地4日)、この週末に行われるNCAAトーナメントのファイナル4(準決勝)のイベントの一貫として開催された3ポイントコンテスト(第35回State Farm College Slam Dunk & 3-Point Championships)にネブラスカ大学の富永啓生が出場し、圧倒的なシューティングパフォーマンスを見せ優勝した。

アリゾナ州フェニックスのグランドキャニオン大学にて開催された同イベントには富永を含めて8選手が参加し、1回戦、準決勝、決勝というフォーマットで行われた。

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富永はトップ4選手が勝ち抜ける1回戦から会場に集まったファンと視聴者の注目を浴びる存在となった。素早いリリースで5箇所のラックを消化していった富永は、最後のマネーボールを放つまでボールを持った状態で残った時間を消化し、放った後は決まるのを見届ける前に後ろを振り向くステフィン・カリーのようなパフォーマンスで会場を沸かせた。25ポイントのトップスコアで準決勝に進出。

準決勝でも22ポイントで到達した最後のショットを放つ前に、対戦していたジェイミソン・バトル(オハイオステイト大学)が23ポイントで終了するのを見届けてから最後のマネーボールを決めて24ポイントで決勝進出を決めた。

決勝では先攻したタイラー・トーマスが17ポイントで終わったこともあり、少し集中力が切れたのかミスショットも目立ったが、最後のラックで逆転し19ポイントのスコアで見事を優勝を果たした。

最後に行われた女子チャンピオンのサラ・スカリア(インディアナ大学)とのBattle of Championsでは、20-16で富永が勝利し、完全制覇を成し遂げた。

富永はファイナル4前日の6日(現地5日)に開催されるReese's NABCオールスタゲームにも出場する予定だ。大学のオールスターゲームは大学最上級生(4年生)のためのショーケースで、全米大学から20名の選手が選出され、チーム・ウェストとチーム・イーストに別れて試合を行う。

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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。