富永啓生が所属するNBA Gリーグ・ユナイテッドとは?|ロスター・試合日程

大西玲央 Reo Onishi

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NBAの下部組織であるNBA Gリーグは、今季新たにNBA Gリーグ・ユナイテッド(NBA G League United)というチームを結成し、現在試合を行なっている。

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このチームに、唯一リーグ経験のないルーキーである日本の富永啓生が所属していることもあり、日本でも大きな話題となっている。

ここではGリーグ・ユナイテッドがどういうチームなのか、ロスターや試合日程も含めてまとめていく。

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NBA Gリーグ・ユナイテッドってどんなチーム?

Gリーグ・ユナイテッドは、Gリーグのプロスペクト(有望な若手)を主体とした選抜チームだ。これまでは、Gリーグ・イグナイトというチームが存在していたが、昨季を最後に役目を解散となったため、今年から新たにGリーグ・ユナイテッドが結成された。

レギュラーシーズン前に他国のチームと対戦するのが主な活動だ。2022年から開催されているNBA Gリーグ・フォール・インビテーショナルにも、Gリーグ・ユナイテッドが今年は参加している。

フォール・インビテーショナルはこれまでイグナイトが参加しており、2022年にスクート・ヘンダーソン率いるイグナイトが、ビクター・ウェンバンヤマを擁するフランスのメトロポリタンズ92と対戦したのを覚えている人も多いだろう。

2023年には、今年のNBAドラフトで指名されたアレックス・サーが所属していたオーストラリアのパース・ワイルドキャッツと、同じくドラフトでイグナイトから指名されたロン・ホランドやマタス・ブゼリスが対戦した。

NBA Gリーグ・ユナイテッドのロスター

氏名P身長体重生年月日経験
ロバート・ベイカーF208cm93kg1998/6/283年
ジョーダン・バウデンG196cm88kg1997/1/204年
チャーリー・ブラウンJr.G198cm90kg1997/2/25年
ディオンテ・バートンG/F193cm109kg1994/1/315年
マイケル・フォスターJr.F203cm113kg2003/1/162年
ルイス・キングF201cm93kg1999/4/65年
タゼイ・モアG196cm88kg1998/6/292年
アレックス・リースF/C206cm111kg1999/5/211年
ブロドリック・トーマスG196cm84kg1997/1/283年
富永啓生G188cm81kg2001/2/1新人
フアン・トスカーノ・アンダーソンF198cm95kg1993/4/105年
アイザイア・ウォンG191cm84kg2001/1/281年

※アルファベット順、P=ポジション。

富永はロスターで唯一リーグ経験がない大学卒選手として注目されている。フォール・インビテーショナルではセルビアのBC Mega MISと対戦しており、初戦で3本の3ポイントショット成功させ二桁得点を記録するなど、期待に応える活躍を見せている。

Mega MIS戦の富永啓生ハイライト

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NBA Gリーグ・ユナイテッドの試合日程

現在予定されているGリーグ・ユナイテッドの試合は、フォール・インビテーショナルとシンガポールで開催されるFIBAインターコンチネンタルカップ2024だ。

日時対戦カード大会
9/5 (木)
11:00
Mega MIS 81
ユナイテッド 99
フォール・インビテーショナル
9/7 (土)
11:00
Mega MIS
ユナイテッド
フォール・インビテーショナル
9/12 (木)
18:00
ユナイテッド
キムサ
FIBAインターコンチネンタルカップ
9/14 (土)
14:00
ユナイテッド
ジャックジャンパーズ
FIBAインターコンチネンタルカップ
9/15 (日)順位決定戦FIBAインターコンチネンタルカップ

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FIBAインターコンチネンタルカップ2024とは?

FIBAインターコンチネンタルカップは、各大陸のクラブチャンピオンが参加するFIBA主催の国際大会だ。ヨーロッパはユーロリーグからではなく、バスケットボール・チャンピオンズ・リーグ(BCL)の王者が参戦。アメリカからは例年Gリーグのチームが送り込まれており、今年はユナイテッドが参加する。

6チームが2つのグループに分けられ、それぞれ2試合を行なった上で順位決定戦が行われる。

グループBに属するユナイテッドが対戦するのはアルゼンチンの強豪であるQuimsa(キムサ)、そしてオーストラリアのNBLを今年制したTasmania JackJumpers(タスマニア・ジャックジャンパーズ)だ。

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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。