ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードが、今日(日本時間17日 午前11時)に開催されるユタ・ジャズとのNBAプレイオフ2021 ウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第5戦を欠場することになった。
米国東部時間の午後5時30分(同午前6時30分)にリーグが発表した故障者情報によると、レナードは背中の負傷により欠場が決まっているサージ・イバカとともに右ひざの捻挫のため第5戦を欠場する予定となっている。同日午後1時30分(同午前2時30分)の時点では、レナードは故障者情報に載っていなかった。
レナードは14日(同15日)に行なわれたシリーズ第4戦の第4クォーターに負傷したと見られている。その試合の第4Q残り5分25秒、ドノバン・ミッチェルのシュートミスのリバウンドを拾ってドリブルで敵陣に攻め込んだレナードは、ドライブ中にジョー・イングルズの接触を受けた。その際に右ひざの感触を確かめるような素振りを見せていた。
また、その直後にドライブからジャンプシュートを放った際にもボーヤン・ボグダノビッチのファウルを受け、やはり右ひざを気にする素振りを見せていた。このボグダノビッチのファウルで得たフリースロー2本を両方とも外したレナードは、その後、ボグダノビッチがフリースロー1投目を終えてクリッパーズが107-91と16点リードしていた残り4分35秒までプレイしてベンチへ下がり、そのまま試合に戻らなかった。
『The Athletic』『Stadium』のシャムズ・シャラニア記者は、レナードの負傷はACL(前十字靭帯)であり、無期欠場になると報じている。
Clippers fear All-NBA star Kawhi Leonard has suffered an ACL injury, sources tell @TheAthletic @Stadium. He is out indefinitely.
— Shams Charania (@ShamsCharania) June 16, 2021
31得点、7リバウンドを記録したレナードの活躍もあって第4戦に118-104で勝利したクリッパーズは、4戦先勝制の今シリーズを2勝2敗としている。クリッパーズは本日、敵地ビビント・アリーナ(ユタ州ソルトレイクシティ)で第5戦を、18日(同19日 午前11時)にホームのステイプルズ・センター(カリフォルニア州ロサンゼルス)で第6戦を戦う。3勝3敗となった場合は、20日(同21日)にジャズのホームで第7戦が開催される。
このシリーズを勝ち抜いたチームは、ウェスト第1シードのフェニックス・サンズとカンファレンス・ファイナル(地区決勝)を戦う。
レナードは今プレイオフでここまで11試合に出場し、1試合平均39.2分出場、チーム最多の30.4得点(フィールドゴール成功率57.3%)、7.7リバウンド、4.4アシスト、2.09スティールをマークしている。