日本代表の育成キャンプに参加しているテーブス海、NBA挑戦に向けて「今年、新しい夢ができました」

Reo Onishi

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6月13日から23日にかけて、2019年度男子日本代表チーム 第1次育成キャンプが実施されている。若手を中心に20名の選手が集まり、トレーニングを行なっているのだ。そのなかのひとりに、今年からノースカロライナ大学ウィルミントン校でプレイし始めたテーブス海がいる。1年生ながらもポイントガードを任され、NCAAディビジョン1で2位となる平均7.7アシストを記録するなど、大活躍のシーズンを送ったばかりだ。

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好きなNBA選手はカイリー・アービングとスティーブ・ナッシュと話すテーブスは、まずは7月に開催される第41回ウィリアムジョーンズ・カップで日本代表として活躍し、FIBAワールドカップ2019や2020年の東京オリンピックの舞台に立つことを当面の目標として挙げている。

そんなテーブスに、アメリカでプレイすることで近くに感じるようになったNBAについて聞いた。

ーーアメリカでプレイしているなかで、八村塁選手や渡邊雄太選手と話したり、アドバイスをもらったりすることはあるのですか?

あんまりないですね、やっぱりシーズン通してみんな忙しいので。

ーー面識自体は?

あります、去年の合宿で会ったりしました。ただ向こうにいるときは、あんまり話したりはしていないです。

ーー渡邊選手が実際にNBAで今プレイしていて、八村選手も来週にはドラフト指名されるというこの状況で、日本人にとってNBAの距離がグッと近づいたと思うのですが、それは自分にとっても自信につながったりっていうのはありますか?

そうですね、自信につながりますし、周りの人がそこまでやっていると、自分もやるしかないなっていう気持ちになります。良い刺激になっていると思います、本当に。

ーーもともとNCAAディビジョン1の大学に行きたいという夢があったと思うのですが、今実際入ってみて、しっかり活躍して、次の夢っていうのはもう見えてきましたか?

今年、新しい夢ができました。前まではNBAなんか一度も考えたこともなかったのですが、シーズンを通してディビジョン1で活躍していたら、周りの人からいろいろ言われたんですよ、やっぱり。このスタッツをどんどん、まだ1年生だし、あと3年間続けると、「NBAも行けるんじゃないの」っていう声も増えてきて。そういうことを聞いてると、「やっぱり自分も行けるんじゃないかな」っていう感じになっています。可能性があるのであれば、目指したい。可能性があるのであれば、その夢を掴みにいくしかないと思いました。

ーー自分でここでやっていけるぞって感じた瞬間は覚えてますか?

(大学での)1試合目だったんですよ。プレシーズンのエキシビションゲームでクレムソン大学とホームでやったんです。クレムソン大学はACC(アトランティック・コースト・カンファレンス)でデューク大学やノースカロライナ大学と同じカンファレンスで、凄く強いチームだったんですが、初っ端からいいプレイができて、25分くらい出れて、その試合で自分もやっていけるんじゃないかなって思いました。

ーーお父さんがSNS上ですごい海くんの活躍を投稿しまくる親バカっぷりを見せていますよね。

いや、ほんとそうですね。親バカですねあれは(笑)。

ーーあれはやっぱり嬉しいものですか? 

恥ずかしいときもありますが、最終的には僕のことばかり考えてくれているので、ありがたいっちゃありがたいです。けれど、たまには普通に恥ずかしいときもあります(笑)。親だからしょうがないなって感じです。お父さんは、僕を一番サポートしてくれているんで。


Reo Onishi