ボストン・セルティックスがNBAドラフト2017全体1位指名権と交換で、フィラデルフィア・76ersから3位指名権を獲得するトレードが成立後、上位指名が有力のジョシュ・ジャクソン(カンザス大学)は、セルティックスとのワークアウトを調整する時間が取れなかった。
ジャクソンは、セルティックスからの指名確約がない限り、同チームとのワークアウトには参加しない意向と伝えられていた。前述のトレード成立前の時点で、セルティックスがワシントン大学のマーケル・フルツを全体1位で指名し、全体2位指名権を持つロサンゼルス・レイカーズがカリフォルニア大学ロサンゼルス校のロンゾ・ボールを指名することが確実視され、ジャクソンは、セルティックスのワークアウト参加が無意味な時間になり得ると感じたという。
ジャクソンは『ESPN』に対し「(セルティックスが)指名権をどう使うかという話は出ていたけれど、誰が全体1位指名選手になるかは概ね明らかになっていた」と語った。
「だから、セルティックスとのワークアウトに参加するのは意味がないと感じた。そうしたら彼ら(セルティックス)が指名順をトレードして、3位指名権を獲得した。その時点でワークアウトの時間を調整するには、遅すぎたんだ」。
6月19日(日本時間20日)にセルティックスと76ersのトレードは正式発表されたものの、その時点でドラフトまで残された猶予はわずか3日。各チームがドラフトに向けた準備に集中している以上、ワークアウトの実施は不可能だった。
現時点では、76ersがフルツを1位で指名し、レイカーズでのプレイを希望しているボールが2位指名選手になることはほぼ確実。3位指名権を持つセルティックスがジャクソンを指名する可能性はあるものの、同チームとのワークアウトを行なわなかったことで指名を見送るかもしれない。
ジャクソンは「影響があるかもしれないし、ないかもしれない」と言う。
「ただ、以前も話した通り、どのチームであっても、木曜(日本時間金曜)のドラフトで指名されれば嬉しく思う」。
原文:NBA Draft 2017: Josh Jackson said it was 'too late' to work out with Celtics by Gabrielle McMillen/Sporting News