多くのNBA選手は、トロント・ラプターズがデマー・デローザンをサンアントニオ・スパーズにトレードする前の対応に納得していない。ワシントン・ウィザーズのジョン・ウォールもその一人で、カワイ・レナードとのトレード成立に至るまでの経緯を批判している。
ウォールは『NBC Sports』に「興味深かった。自分の意見だけれど、デローザンに対する誠意がなかったと思う」と語った。
ウィザーズ一筋のキャリアを送っているウォールは、デローザンのトレードを自分のことのように考えたと言う。
「これはビジネスだし、その部分は理解している。でもね、1対1で、正直に話してくれれば、僕たちだって大人だから納得はする」。
デローザンは、今回のトレードについて「(ラプターズに)9年間も尽くしたけれど、そういう対応を受けられなかったと感じた。リスペクトされる資格はあると思うけれど、そういう対応ではなかった」とコメント。デローザンによれば、球団から事前の通達もなく、シーズンオフ中に球団関係者と面会した際には、トレードはないと約束されたという。
ウォールは、レナードがトレードされたことに関しては驚いていない。
「何かが起こるのは皆がわかっていた。ただ、実際にどうなるかはわからなかったけれどね。スパーズが彼をウェスタン・カンファレンスのチームにトレードしたくないのはわかっていた。この1年でどうなるかだね」。
原文:John Wall says Raptors didn't show DeMar DeRozan loyalty before trade for Kawhi Leonard by Chelsea Howard/Sporting News(抄訳)