1月22日(日本時間23日)にペンシルバニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで行われたサンアントニオ・スパーズ対フィラデルフィア・76ersの一戦は、76ersが133-123で勝利した。ジョエル・エンビードが球団新記録かつ自己最多の70得点をあげている。
エンビードはフィールドゴール41本中24本成功(3ポイントショット2本中1本成功)、フリースロー23本中21本成功で70得点。そのほかに自己最多の18リバウンド、5アシスト、1スティール、1ブロックを記録した。
エンビードは第1クォーターにFG12本中8本成功で24得点と好発進すると、第3Q終了までに59得点をマーク。76ersが14点をリードしていた第4Q残り6分38秒にコートに戻ると、残り1分41秒にレイアップを決め、球団記録を更新している。
76ersのこれまでの球団記録は、殿堂入りしているウィルト・チェンバレンが1967年12月16日(同17日)にマークした68得点だった。なお、エンビードはこれで21試合連続の30得点超を達成している。
しかし、エンビードは「自分に怒っていたんだ。シーズンを通じてずっと決めていた簡単なショットをたくさん失敗していたからね」と話した。
「(チェンバレンと)同じように話してもらえるのは、とてもクールなことだ。とにかく素晴らしい夜だった。みんながずっと僕にボールを預けてくれ、僕はただフィニッシュするだけだった」
エンビードは「チームメイトに言ったのは、『頼むから無理にやらないでくれ』ということだけだった」と述べている。
「とにかくバスケットボールをしようとね。僕らはとにかく正しくプレイしようとした」
一方で、エンビードと初対戦だったスパーズのビクター・ウェンバンヤマは、FG19本中10本成功(3P5本中2本成功)、FT12本中11本成功でチーム最多の33得点、7リバウンド、2アシスト、2ブロックを記録した。
ウェンバンヤマはエンビードとの対戦について、「勝っていたらもっと楽しかったのはもちろんだ。でも、刺激的だった。特に攻撃面でね」と話している。
エンビードはウェンバンヤマについて、「素晴らしいよ」と称賛した。
「彼にはすべてがある。サイズ、スキル、すべてだ。未来は明るい。すでにとても優れている。成長したら、このリーグの多くの選手にとってかなりの問題になるだろう」
「できれば僕が守る必要はなく、僕がいなくなってから、彼がこういった記録のすべてを更新できたらいいね」
6連勝を飾った76ers(29勝13敗)は、エンビードのほかにタイリース・マクシーが18得点、8アシスト、トバイアス・ハリスが14得点、6アシストをマークしている。
一方、スパーズ(8勝35敗)はウェンバンヤマのほかにデビン・バセルが22得点、9アシスト、ジェレミー・ソーハンが14得点、8リバウンド、ダグ・マクダーモットが13得点、5リバウンド、トレイ・ジョーンズが12得点、6アシスト、ジュリアン・シャンペニーが12得点を記録した。