JJ・レディックがシーズン再開後の目標であるプレイオフ進出について言及

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プロ入りから13年連続してプレイオフに進出し続けているニューオーリンズ・ペリカンズのJJ・レディックは、昨年のメディアデイで隣にいた新人のザイオン・ウィリアムソンに向かい「しくじるなよ」という冗談を言った。それから9か月が経ち、レディックは今もプレイオフ進出が今季の目標としつつ、仮に進出できなかったとしても最悪の結果になるわけではないと考えている。それもそのはずで、昨秋のトレーニングキャンプ以降、世界であまりにも多くの出来事が起こったからだ。

レディックは7月3日(日本時間4日)、「(オーランドで)プレイしたいかどうか、何を達成したいかについて話し合ったとき、自分のプレイオフ連続出場は大したことではないと言った」と語った。新型コロナウイルスの感染拡大、そしてアメリカ国内の不安定な情勢を理解しているレディックは「今シーズンは、注釈が付くようなシーズン。プレイオフに進出できても、できなくても、自分はどちらでも構わない。そうは言っても、もちろんプレイオフ進出を目指す。オーランドで出る結果は、勝ちたいという気持ちにかかってくる。チームの精神状態は非常に良いと思うね」と続けた。

またレディックは、NBAがオーランドでのコートに社会正義を訴えるメッセージを入れること、そして選手が着用するジャージーにもメッセージを加える案に満足しているものの、こうしたアクションは、実際に社会問題を訴える行動の次に来るものという認識を持っている。

「プラットフォームを使ってアクティブに、代弁者としての活動を許してくれるリーグには、いつも感謝している。コート、それからジャージーにメッセージを入れる案は素晴らしいと思う。そして、より重要なことだけれど、僕たちは黒人コミュニティにとっての政策が変わるように積極的に活動している。実現には何年もかかることで、すぐに変わるような話ではない。徐々に進んでいく話だけれど、ジャージーにメッセージを入れることよりも、この次に何をするかが重要。国のシステムを変えないといけない。自分たちの表現方法だったり、人に対する接し方なども変える必要がある。どうやってシステムを変えるための力になれるかを考えないといけない」。

シーズンが中断する前にハムストリングの負傷で5試合を欠場したレディックは、中断期間中に身体を絞り、約4.5kgの減量に成功したという。

「ニューオリンズを離れた日に、走る許可が出た。ジムにも行けていたし、練習できた。2日前に体重を計ったら、87.5kgだった。中断前は92kgから92.5kgくらいだったかな。デューク大時代の体重に戻したかったんだ。コンディションも良いし、フィーリングも問題ない」。

原文:JJ Redick keeping playoff goal in perspective as Pelicans prepare for Orlando by Jim Eichenhofer/Pelicans.com(抄訳)


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