NBAに戻ってきたジマー・フレデット、セカンドチャンスにやる気

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過去10年の大学アスリートで最も記憶に残る選手のひとりといえば、2011年の大学年間最優秀選手に輝いたジマー・フレデットだ。ここ3シーズンを中国の上海シャークスで過ごしたフレデットは、フェニックス・サンズとの契約でNBAに戻ってきた。

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ブリガムヤング大学出身のフレデットは、2011年にNBA入り。5シーズンを過ごしてから、2016年に上海シャークスと3年契約を結んだ。2017年に中国で外国人MVPに選出され、昨季はリーグ記録となる219本の3ポイントショットを成功させ、1試合平均36.9得点で得点王に輝いている。

中国での契約を終えたフレデットは「セカンドチャンスをもらえる選手は多くない。30歳ならなおさらだ」と、NBAの舞台で自分の力を証明したいと意気込んだ。

「チャンスをもらえたことに感謝している。当たり前だとは思わない。毎日ハードにプレイし、懸命に練習して、できる限りチームの助けになりたい」。

中国での努力と成功が報われ、NBA復帰への扉が開いた。フレデットは「とても楽しかった」と、中国での日々を振り返った。

「もちろん、異なる経験だった。中国に行くことなんてないと思っていたよ。でも、あそこに行ってバスケットボールができ、文化を知ることができた。上海は素晴らしい街だよ。ファンも僕や家族を自分たちの家族みたいに扱ってくれた。シャークスにはすごく感謝している。バスケットボールも生活も異なるけど、素晴らしい経験ができた」。

NBAを離れて海を渡った選手がセカンドチャンスを得ることは稀だ。だが、フレデットは「ずっとポジティブに考えていた」と、いつかNBAに戻るとの自信を失わなかったと語る。

「きっと戻れると思っていた。もちろん、キャリアにおいてキツい時期もあったよ。人生においては誰でもそうだけど、浮き沈みはあった。でも、ハードワークを続けるのみだったんだ。それを続ければ、今季は最後にチャンスを得られるはずだと分かっていた。そのとおりになって、僕はここにいる。準備はできているよ」。

原動力は、バスケットボールへの愛情だ。フレデットは「僕はプレイするのが好きで、ゲームを楽しむ。競技者であれば、常に成功を目指す意欲があるもので、僕は未完成の仕事があると感じていた」と述べた。

「キャリアを通じて多くの目標を達成でき、次の目標を目指してきた」。

長距離ショットの精度、プレイメークや走りでキャリアを築いてきたフレデットは、海を渡ってボールを持たない時のプレイを磨いてきた。

だが、アメリカに戻ってきて、NBAは自分のスタイルに変わりつつあるとみているようだ。フレデットは「今のNBAは速いプレイや3Pに集中している」と話した。

「NBA入りした時は、必ずしもそうじゃなかった。今はもう少し自分に適しているのは確かだ」。

フレデットは「サンズは速いプレイが好きだ」と、チームの若い主力に自分はフィットすると述べた。

「そして、彼らは3Pを打つのも好きだ。その2つは僕も好きであり、得意としている。ただ、今の僕はよりベテランになった。途中から出ても毎日自分の仕事をできる選手だ。コート内外で自分にできるかたちで助けていきたい。本当にうまく僕にフィットするし、ここでワクワクしているよ」。

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残り試合はわずかだが、フレデットは「自分を証明しなければいけない」と、すぐにアグレッシブに戦っていくと気迫を見せた。

「チームに自分の価値や自分にできることを示さなければいけない。それも初日からね。毎日自分にできることを見せていき、プロフェッショナルでいなければいけないんだ。毎日準備を整えていく。だからこそプロなんだ」。

原文: Jimmer Fredette is Grateful and Motivated by Second Chance in the NBA by CODY CUNNINGHAM/Suns.com(抄訳)​


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ