サンアントニオ・スパーズの新人、ジェレミー・ソーハンは注目を浴びることには慣れているが、最近はさらに多くの注目を集めている。
それは、彼がファンキーな新しい髪の色を披露したからでも、強烈なダンクを決めたからでもない。それは、彼が異例のフリースローのルーティンを取り入れ始めたからだ。
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彼はあるときまでは普通にフリースローを打っていた。そして突然、片手で打つようになった。
ソーハンはなぜ打ち方を変えたのか? それまでのシュートフォームに何か問題があったのか? そして何より、その変更はうまくいっているのだろうか。詳しく見ていこう。
ソーハンが片手でフリースローを打つ理由
答えは簡単だ。ソーハンとスパーズは長期戦に臨んでいるのだ。
ベイラー大学時代、ソーハンのフリースローは90本中53本成功で成功率は58.9%と苦戦していた。NBAに入ってからは少し改善され、スパーズでの36試合で57本中36本を成功させている(成功率63.2%)。
ソーハンによると、スパーズのヘッドコーチであるグレッグ・ポポビッチとアシスタントコーチのブレット・ブラウンが、自分の成長に集中するために変更を指示し、彼はそれに従ったそうだ。
12月21日(日本時間22日)にソーハンは、「シュートアラウンドのとき、まだボールに触ってもいないうちに、コーチ・ポップ(ポポビッチの愛称)とブレットが僕のところにやってきて、『この試合から片手で打つんだ』とだけ言った。僕はただそれを実行しただけだよ」と説明している。
「それがどう見えるかとかそういうことよりも、自分の成長のためだから、とにかく彼らの指示に従って最善を尽くすだけだ」
ソーハンのもともとのフリースローフォームの悪いところは?
ソーハンとスパーズが最も重視しているのは、肘をまっすぐにしておくことだ。
「片手でやっているときは、ひじはブレないんだ」と、ソーハンは言う。
「ガイドするための手を使うと、時々、ひじが外に流れてしまうので、そこを重点的にやっているんだと思っている」
彼が言っていることがどういうことかは、ここで見ることができる。
ソーハンの右ひじが外に出ているだけでなく、シュートする手がボールの真下にない。
片手で打つことでまっすぐになるようにフォームを矯正できているというわけだ。
また、ソーハンのショットがより大きな弧を描くようになってきている。以前はフリースローラインからライナーのようなショットを放っていた。
ほとんどのショットは今ではバックボードの上まで達するようになっている。
総じて、教科書通りの結果だ。
ソーハンの片手フリースローは機能しているのか?
まだまだ非常に少ないサンプル数ではあるが、初期の段階では希望の持てる結果になっている。
ソーハンが片手打ちのフリースローを始めたのは12月19日(同20日)のことだ。その時点では、フリースローは24本中11本成功で成功率は45.8%だった。それ以降は、33本中25本成功で成功率は75.8%である。
このうち1試合ではフリースロー10本中7本を成功させている。
「僕はただこのプロセスを信じているんだ」と、試合後にソーハンは話している。
「組織の外の人間が何を言おうがあまり気にしていない。僕はコーチやチームメイトを信じているし、彼らは僕に力を貸してくれている。良い方向に進んでいると思うよ」
原文:Jeremy Sochan's one-handed free throw, explained: Is new shooting form working for the Spurs' rookie?
翻訳:YOKO B Twitter:@yoko_okc
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