ジェレミー・リンがアジア系アメリカ人への人種差別に言及「僕たちはうんざりしている」

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NBA Gリーグのサンタクルーズ・ウォリアーズに所属しているジェレミー・リンが2月25日(日本時間26日)、ソーシャルメディアで、アメリカにおけるアジア人やアジア系アメリカ人に対するヘイトクライムが増えていることに言及した。『AP』が報じている。

リンはFacebookに「アジア系アメリカ人のこの世代において、何かが変わっている」と投稿した。

「人種差別はないと言われることに、下を向いて騒ぎを起こすなと言われることに、僕たちはうんざりしている。アジア系アメリカ人の子どもが成長したら『本当は』どこから来たのかと問われ、目のことをあざ笑われ、風変わりと見なされ、本質的に魅力的じゃないと言われることに、僕たちはうんざりしている」。

「ハリウッドのステレオタイプが僕らの気持ちに影響し、僕らにはできるのだと考える人を制限することに、僕たちはうんざりしている。見えない存在とされ、同僚と間違えられ、僕らの闘いは現実じゃないと言われることに、僕たちはうんざりしている。僕は、自分のおいやめい、将来の子どもたちのためにより良い状況を望んでいる。アジア系アメリカ人の次の世代のアスリートたちのために、一生懸命頑張っても『見かけによらず運動がうまい』としか見なされない状況よりも、もっと良い状況を望んでいる」。

「アジア系アメリカ人であることは、僕たちが貧困や人種差別を経験していないという意味じゃない」。

「NBAで9年の経験を持つベテランであっても、コートで『コロナウイルス』と言われるんだ」。

Something is changing in this generation of Asian Americans. We are tired of being told that we don't experience racism,...

Jeremy Lin 林書豪さんの投稿 2021年2月25日木曜日

ニューヨーク・ニックス、ヒューストン・ロケッツ、ブルックリン・ネッツ、アトランタ・ホークス、トロント・ラプターズに在籍したリンは、ホークスとラプターズでプレイした2018-19シーズンを最後にNBAの試合に出場していない。2019年にはラプターズでNBA優勝メンバーとなり、昨季(2019-20シーズン)は中国リーグCBAの北京ダックスでプレイした。

今季はGリーグのサンタクルーズ・ウォリアーズで1試合平均19.6得点、2.8リバウンド、7.2アシスト、1.6スティールを記録している。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ