安全衛生プロトコルによりジャズ対ウィザーズの試合が延期に

大西玲央 Reo Onishi

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1月12日(日本時間13日)、NBAはリーグの安全衛生プロトコルに従って、翌13日(同14日)にワシントンDCのキャピタル・ワン・アリーナで予定されていたユタ・ジャズとワシントン・ウィザーズの試合を延期すると発表した。

ウィザーズは2選手が安全衛生プロトコルの対象となったことから、12日(同13日)に行なわれる予定だった練習を中止したことを発表していた。当初の発表ではどの選手だったかは明かされていなかったものの、その後ツイッターの公式アカウントで八村塁とモリッツ・バグナーであることが発表されている。

メディア対応を行なったウィザーズのスコット・ブルックス・ヘッドコーチは、「安全が第一だ」と話した。

「シーズン開幕前から、こういうこともありえることは想定していた。もちろん起きて欲しいことではないが、練習を行なうことで選手、選手の家族、スタッフをさらなる危険に晒すことはできない」。

八村とバグナーの2選手が安全衛生プロトコルの対象となったことを受けて、リーグはウィザーズ全選手の接触者追跡調査を行ない、この調査が終わるまでウィザーズは試合を行なうことができないと、『The Athletic』のウィザーズ担当であるフレッド・キャッツ記者は報じている。

これで安全衛生プロトコルによって延期された今季の試合は6例目となる。


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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。