完全な再建モードに切り替えるのではなく、ユタ・ジャズは現在のチームの柱に力を注ぐことを決めた。
ジャズGMのデニス・リンジーは、『The Salt Lake Tribune』に対し、フリーエージェントのゴードン・ヘイワードを失った今、216cmのゴベール中心をチームを作ると語った。
リンジーは「ルディ・ゴベールを中心に、守備的なチームを作れると感じている。彼は類稀な才能を持つ、リーグでもトップ10に入るディフェンダーだ。彼を中心とするチームを作りたい」と話している。
「今のチームには、分解するにはもったいないほどの才能の持ち主が集まっている。チームの柱はクイン(スナイダー・ヘッドコーチ)とルディ。ルディの才能は素晴らしいので、彼の力を披露したい」。
ヘイワードはジャズとの契約最終年を破棄し、7月4日(日本時間5日)ボストン・セルティックスと4年1億2800万ドル(約144億1100万円)の契約にサインした。ヘイワードは退団したが、ジャズはゴベールが新たなリーダーになれると考えている。
ジャズ新人ガードのドノバン・ミッチェルは「非常に守備が良いチームになれる可能性があると思う」と言う。
「ルディがチームの中心にいてくれることで、ガードはペリメーターで相手選手にプレッシャーをかけられる。もし自分たちが抜かれても、ミスをカバーしてくれるビッグマンがいるし、ペイント内を守ってくれる。とても贅沢なことだと思うよ」。
ジャズにとって来季は試練の1年となるだろうが、ゴベールも新チームの力を確信し「きっと周りが驚くようになる」と話している。
原文:Jazz will focus on Rudy Gobert instead of rebuild, GM says by Kirstie Chiappelli/Sporting News(抄訳)