ボストン・セルティックスのジェイレン・ブラウン、インディアナ・ペイサーズのマルコム・ブログドンらが、先日ミネアポリスで起こった警察官の暴行による黒人男性の死亡事件に関する抗議デモに参加した。
ブラウンは、自身のInstagramアカウントでライブ動画を配信し、ボストンから15時間かけて地元ジョージア州マリエッタ近郊のアトランタまで向かい、抗議デモに参加したと語った。
ブラウンは「車で15時間かけて地元であるジョージアまで来た。これは平和的な抗議デモだ。セレブリティであっても、NBA選手であっても、この活動から自分を除外しないでもらいたい。第一に、僕は黒人で、このコミュニティの一員なんだ。これまでも目にしてきた不当な行為に関する意識を高めたい。こんなことは許されない」と語った。
「若い世代のひとりとして言いたい。僕たちの意見に耳を貸すべきだ。自分たちの声を届けないといけない。まだ23歳で、あらゆる問題の答えはわからないかもしれない。でも、みんなが何を感じているのかは理解している」。
ブラウンと共にNBA選手会副会長を務めるブログドンは、Instagramに次のメッセージを投稿した。
「自分には、このストリートで育った友人がいる。彼らは社会的な成功を収められていない。そして、今も日々差別を受けている。これは国のシステムの問題だ。出自の問題ではない。家に火をつける必要なんてない。この街は、世界で最も誇らしい黒人の街だ。誇りを持って、自分たちの力に意識を置いて、この活動を一緒に盛り上げよう」。
Malcolm Brogdon, Lil Yachty and Justin Anderson joined Jaylen Brown in Atlanta to protest.
— ESPN (@espn) May 31, 2020
Brogdon: "I got a grandfather who marched next to Dr. King in the 60's and he was amazing. He would be proud to see us all here. We have to keep pushing forward."
(via @FCHWPO) pic.twitter.com/E4yXxWjGGr
「僕たちには力がある。今この瞬間が大事なんだ。僕たちの子供が育ったとき、この活動に参加していたんだと思ってもらえる。僕の祖父は、1960年代にマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの隣で抗議デモに参加した。祖父は素晴らしい人だった。今こうして、僕たちが立ち上がっている姿を見てくれたら、きっと誇らしい気持ちになってくれると思う。これからも前に進まないといけない。ジェイレンが先頭に立ってくれた。彼を誇りに思う。僕たちには、もっと大勢のリーダーが必要だ」。
原文:Jaylen Brown drives 15 hours to lead peaceful protest in Atlanta by NBA.com(抄訳)