9月7日、FIBAバスケットボール・ワールドカップ2019の17-32位順位決定ラウンドのニュージーランド対日本の一戦が中国・東莞の東莞バスケットボール・センターで行なわれ、ニュージーランドが111-81と30点差で大勝した。
今大会のチームにNBA選手がひとりもいないニュージーランドは、同点で迎えた第2クォーターを26-10と日本を圧倒し、さらに後半もリードを14点拡大して大会2勝目をあげた。
休養のため順位決定ラウンドの出場を回避したワシントン・ウィザーズの八村塁と左足かかと骨折のため欠場を余儀なくされたポイントガードの篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)を欠く日本は、第1クォーターこそ29-29と互角の戦いを演じた。だが、その後、ニュージーランドの攻撃を止めることができず、1次ラウンドでの3連敗に続く敗戦で大会4連敗となった。
ニュージーランドは2015年にニューオーリンズ・ペリカンズでプレシーズン戦に出場した経験を持つガードのコリー・ウェブスターがチーム最多の27得点に加えて6アシストとチームを牽引したほか、フォワードのアイザック・フォトゥが23得点、兄コリーの6歳年下の弟タイ・ウェブスター(2017年にゴールデンステイト・ウォリアーズでサマーリーグに出場)が15得点を記録した。
敗れた日本は、元NBA選手のニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)が3ポイントショット5本成功を含むゲーム最多の31得点に加えて9リバウンドをあげてチームを牽引した。そのほか田中大貴(アルバルク東京)が10得点、渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)と馬場雄大(アルバルク東京/ダラス・マーベリックス サマーリーグチーム)がそれぞれ9得点、比江島慎(宇都宮ブレックス/ニューオーリンズ・ペリカンズ サマーリーグチーム)が6得点、2アシスト、竹内公輔(宇都宮ブレックス/2010年ミネソタ・ティンバーウルブズ サマーリーグチーム)が2得点だった。
ニュージーランドは9日にトルコと、日本は同日モンテネグロと順位決定ラウンド最終戦を戦う。