ジャマール・マレーがナゲッツの王座奪還に自信 ラッセル・ウェストブルックに賛辞も

Benyam Kidane

坂東実藍 Miran Bando

ジャマール・マレーがナゲッツの王座奪還に自信 ラッセル・ウェストブルックに賛辞も image

デンバー・ナゲッツの王座防衛は、望んだようにはいかなかった。昨季、ナゲッツはプレイオフのセカンドラウンドでミネソタ・ティンバーウルブズに敗れている。

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だが、オッズメーカーによれば、2024-2025シーズンもナゲッツはオクラホマシティ・サンダーに続く有力候補の一角だ。健康なチームでシーズン開幕を迎えるにあたり、ジャマール・マレーは自信をみなぎらせている。

マレーは『スポーティングニュース』に「巻き返す準備は整っていると思う」と話してくれた。

「本当にエネルギーに満ちていると思う。素晴らしいトレーニングキャンプができた。この数週間は一緒に多くの時間を過ごしてきたから、そういったすべてが表れてくるはずだ。僕らは本当に興奮しているよ」

「かなりの時間を一緒に過ごし、個人的にもお互いのことを知る時間があったというだけで、素晴らしいスタートを切れると思う。それをコートで出していくのが楽しみだ」

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サンダーやウルブズ、ダラス・マーベリックスといったチームは、どこもオフシーズンにロスターを再編成した。ウェスタン・カンファレンスの競争は厳しいものとなるだろう。だがマレーは、ナゲッツは頂点に返り咲こうとしており、優勝に向けて力強い心構えであることは変わらないと話している。

新シーズンに向け、マレーは「とにかくすべての試合で勝利を目指す」と述べた。

「これほど才能あるグループで、勝つ準備が整っていれば、それがすべてでなければいけない。とにかく全員にとって勝利が優先であるべきだ。そうやって続けていけば、僕らは仕事を成し遂げられると思う」

27歳のマレーは昨季、得点、アシスト、3ポイントショット成功率で自己最高の数字を残した。MVP受賞3回のニコラ・ヨキッチとの強力なツーメンゲームも変わらない。昨季、彼らがコートに立っている時のナゲッツは、100ポゼッションあたりで対戦相手に11.5点差をつけている。

マイケル・ポーターJr.やアーロン・ゴードンといった選手たちと一緒に、ケミストリーや継続性を保っていけば、ナゲッツは西地区で有数のチームとなるだろう。

オフシーズンもナゲッツは主軸への信頼を示した。マレーとは4年2億800万ドル(約307億8400万円/1ドル=148円換算)の延長契約を結び、2028-2029シーズンまで確保している。当面の間は中心メンバーを保ったかたちだ。

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ウェストブルックのエネルギーを称賛するマレー

Jamal Murray, Russell Westbrook (Denver Nuggets)

一方で、ローテーションの様相は異なる。ケンテイビアス・コールドウェル・ポープがフリーエージェントでオーランド・マジックに移籍。3年目のクリスチャン・ブラウンの出場時間が増えると見られる。

また、コールドウェル・ポープに加え、ナゲッツは控えポイントガードだったレジー・ジャクソンもフィラデルフィア・76ersに去った。代わりに加入したのが、ベテランのラッセル・ウェストブルックだ。マレーは彼と一緒にコートに立つことを喜んだ。

マレーは「エネルギー、スピードをもたらして、リーダーらしく声を出してくれる。競争心やゲームへの情熱をもたらしてくれるんだ」と話した。

「だから、本当に楽しくなると思う。自分と同じようにゲームを大事に思っている人となら、いつだって楽しいものだ。そして一緒に目標を達成しようとすることには、より大きな意味があると思う」

「これまでお互いに競い、遠くから互いのことをチェックしてきた。それが今、同じチームになり、優勝を目指して協力し、ケミストリーを築いていけるなんて、素晴らしいことさ」

原文:Jamal Murray confident Nuggets will bounce back this season; praises addition of Russell Westbrook(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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Benyam Kidane is a senior NBA editor and has been covering the league for The Sporting News since 2016. In his spare time you can find him watching Allen Iverson highlights on repeat.

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。