オーランド・マジックは3月12日(日本時間13日)、ジャマール・モズリー・ヘッドコーチと複数年の延長契約で合意したことを発表した。新契約は2027-2028シーズンまでとなる。
バスケットボール運営部代表のジェフ・ウェルトマンは、「ジャマールとスタッフは今季だけでなく、2021年に就任してから素晴らしい仕事をしてきました」と話している。
「彼の準備や仕事への姿勢、選手との関係構築能力、そして日々の仕事に対する情熱は、コート内外においてポジティブな結果をもたらしてくれます。ジャマールが今後もマジックを率いてくれることを、我々はとてもうれしく思っています」
今季のマジックはモズリーHCの下で37勝28敗(勝率56.9%)という成績。イースタン・カンファレンスの5位につけている。4位とは0.5ゲーム差。3月3日(同4日)に35勝を達成し、21試合を残して昨季の白星を上回った。モズリーHCは2023年10月・11月の月間最優秀コーチに選出されている。マジックでは2019年3月・4月以来、球団6人目の月間最優秀コーチだった。
2021年7月11日(同12日)にモズリーHCはマジック通算15人目のヘッドコーチに就任。NBAレギュラーシーズンで93勝136敗(勝率40.6%)という成績を残している。1年目を22勝60敗(勝率26.8%)で終え、2022-2023シーズンは34勝48敗。前年から12勝アップは、東地区最多、NBAで3位の数字だった。
モズリーHCは2014年から7シーズンにわたってダラス・マーベリックスでアシスタントコーチを務めた。この間、マーベリックスはプレイオフに4回進出している。モズリーHCは2010年から14年までの4シーズン、クリーブランド・キャバリアーズでもアシスタントコーチを務めた。
2005年からモズリーHCはデンバー・ナゲッツで選手育成とスカウトを担当し、2007年から10年まで最後の3シーズンはアシスタントコーチを務めた。2009年にナゲッツはウェスタン・カンファレンス・ファイナルに勝ち進んでいる。
また、モズリーHCはFIBAバスケットボールワールドカップ2023の前にアメリカ代表の練習相手となった選抜チームのヘッドコーチを務めた。