NBAプレイオフの歴史に残る数字で活躍するジェイレン・ブランソン

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ニューヨーク・ニックスのジェイレン・ブランソンは、NBAプレイオフ2024開幕から最初の11試合で、平均41分出場&33得点&7アシスト超を記録している。

この数字を達成してきたのは、これまでにマイケル・ジョーダン(1989)、レブロン・ジェームズ(2009、2018)、デビン・ブッカー(2023)しかいない。

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一方で、ブランソンは少なくとも四半世紀ぶりとなる数字も残している。

  • ペイント内からの得点は1試合平均14.7得点。1996-1997シーズンのデータ収集開始以降、単一シーズンのプレイオフにおけるガード部門のトップ(出場6試合超)。
  • 2ポイントショットのフィールドゴール成功は112本。2位(ニコラ・ヨキッチの108本)に4本差をつけて今プレイオフのトップ。
  • インディアナ・ペイサーズとのシリーズではダブルチームを30回誘発。これらのポゼッションでニックスは平均1.23得点を記録しており、プレイオフ平均1.18得点を上回っている。

ブランソン自身は「僕が最も速い選手でも、強い選手でもないのは明らかだ。最も高く跳ぶこともできない。でも、僕は絶えることなく続ける。常にプランがあるんだ」と話した。

ブランソンは今ポストシーズンでNBAトップとなる平均33.9得点をあげており、過去のビッグネームたちに肩を並べている。

  • 5月14日(日本時間15日)の試合では44得点をマーク。単一ポストシーズンの5試合超で40得点&5アシスト超達成は、ジェリー・ウェスト、ジョーダン、ジェームズに続くNBA史上4人目だ。
  • あと27得点あげれば、ブランソンは単一ポストシーズン通算400得点を達成する。実現すれば、ニックスではパトリック・ユーイング、ウィリス・リード、バーナード・キング、ラトレル・スプリーウェルに続き、球団史上5人目だ。
  • ポストシーズン開幕からの11試合で373得点は歴代15位。2019年のケビン・デュラント(376)以来の数字となる。

ブランソンはユーセージ率(36.4)もプレイオフトップの数字で、最も重要なタイミングにおける影響力は増すばかり。クラッチタイムのユーセージ率はプレイオフ最高の48%だ(出場3試合超)。

トム・シボド-・ヘッドコーチは「彼のことがすごく話題になっている。それは正しいことだ。でも、足りないね。彼のプレイはスペクタクルだった」と述べている。

原文:Jalen Brunson ‘paints’ name into playoff record books(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。