クリーブランド・キャバリアーズのアイザイア・トーマスは、ベンチに座ることにうんざりしている。12月27日(日本時間28日)の試合でラインナップに加わろうとしたが、キャバリアーズのメディカルスタッフはそれを受け入れなかった。
『ESPN』によると、トーマスは29日(同30日)報道陣に「サクラメント・キングス戦でメンバー入りしようとしたけど、ダメだった。イライラしたけど、彼らは何が最善かを考えている」と述べている。
「このチームのためだけじゃなく、僕自身にとって、そして今季のことだけじゃなく、僕のキャリアにとっても、何が最善かを考えてくれているんだ。だから、僕は彼らに感謝する以外ない」。
でん部の負傷からの回復を目指し、今季はまだ試合に出場できていないトーマスだが、試合前のウォームアップでチームとのスクリメージに参加するようになった。復帰に近づいているのだ。だが、キャバリアーズは復帰を急がせようとはしていない。コートに立つ彼を見たいと強く願ってはいるものの、再び彼がケガをすることを望んでいないのだ。
タロン・ルー・ヘッドコーチは「彼は(復帰に)とても近づいているよ」と述べた。
「試合に出たくて仕方がない気持ちも、メディカルスタッフがもう少し時間が必要と言うのも、それぞれ理解できる。彼は我慢しなければいけない。私も選手たちも同じだ。今日の彼を見て、みんな興奮していたよ。でも、我慢して最後までやり抜かないと。彼の時間はもうすぐだ」。
早ければトーマスは1月2日(同3日)に復帰可能だが、完全な健康体で復帰するために4月まで待たなければいけないとトレーナーが冗談を飛ばしたことからも、キャバリアーズでのデビュー戦がもう少し後になることもあり得る。
キャバリアーズは1月3日(同4日)のプライムタイムにボストン・セルティックスと対戦する。トーマスはこの一戦で戦列に戻っていたいだろう。だが同時に、彼は100%の状態でなければ試合に復帰したくないとも口にしている。負傷からの復帰後初戦で最高の状態となるのは難しい。
トーマスは「プレイできるなら、僕にとって本当に特別な試合となる」と述べた。
「きっと感情的になるだろう。僕はあの街に心をささげ、彼らも真の愛を返してくれたのだからね。僕らはお互いにそう感じている。だから、セルティックス戦に出られるなら良いんだけど」。
原文: Isaiah Thomas tried to force his way into lineup Wednesday against Kings by Sporting News(抄訳)