渡邊雄太がチーム最多の17得点をあげるもサラ・メジリを擁するチュニジアが辛勝

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8月25日、さいたまスーパーアリーナでFIBAワールドカップ2019に向けた強化試合シリーズであるバスケットボール日本代表国際試合「International Basketball Games 2019」が行なわれ、ダラス・マーベリックスのサラ・メジリが所属しているチュニジア代表が日本代表に78-76で勝利を収めた。

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第4クォーター序盤に14点差をつけられていた日本は、試合残り5.9秒に渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)のフリースローで76-76の同点に追いついたものの、チュニジアは最後の攻撃でマイケル・ロールが渡邊のディフェンスを巧みにかわして勝ち越しショットをねじ込み、接戦を制した。

前日にドイツ代表から勝利をあげた日本はこの日、スターターの八村塁と篠山竜青がロスターから外れ、ベンドラメ礼生(Bリーグ サンロッカーズ渋谷)とシェーファー・アヴィ幸樹(滋賀レイクスターズ)がベンチ入りした。日本バスケットボール協会は八村と篠山の欠場について、「チーム状況およびコンディション不良のため、ワールドカップ本大会を見据え、本日の試合を欠場いたします」と試合前に発表。試合後の会見でフリオ・ラマス日本代表HCは、2人の欠場理由について、八村は連戦を避けるため、篠山は親指(右手)を痛めたためと明かしている。

エースの八村と主将の篠山を欠いた日本は、渡邊がチーム最多の17得点、4リバウンド、1スティール(4ターンオーバー)を記録。そのほか比江島慎が12得点、竹内公輔が11得点、8リバウンド、1アシスト、2ブロック、馬場雄大が9得点、6リバウンド、7アシストをマークした。

序盤から13点のリードを奪うなど主導権を握ったチュニジアは、メジリが36分41秒とほとんど休みなしでプレイし、試合最多の20得点、10リバウンド、5ブロック、1アシスト、1スティールと存在感を発揮した。そのほか、決勝点を沈めたロールが3ポイントショット3本成功を含む19得点、5アシスト、3リバウンド、マクラム・ベンロンダンが16得点、5リバウンド、2アシスト、4スティール、1ブロックを記録した。

強化試合3試合に出場した渡邊雄太は「正直もっともっとできるなという感覚」と語っている。

「徐々にコンディショニングは上がってきていると思いますし、試合勘も戻ってきている。アルゼンチンに関しては20分という(出場時間の)リミットがあったんですけど、ほかのふたつ(ドイツ戦とチュニジア戦)はリミットなしで出れたというのは、ワールドカップに向けて大きく前進できたんじゃないかと思います」。

ワールドカップは8月31日に中国で開幕。日本は上海で行なわれる1次ラウンドでグループEに属し、9月1日にトルコ、3日にチェコ、5日にアメリカと対戦する。グループCに属するチュニジアは、1次ラウンドで8月31日にスペイン、9月2日にイラン、4日にプエルトリコと対戦する。

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