八村塁が35得点の活躍、日本代表がニュージーランド代表との国際試合に勝利

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昨年9月のFIBAワールドカップ2019 アジア地区2次予選イラン戦以来となる日本代表のユニフォームをまとって臨んだ試合で、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)がNBAドラフト1巡目指名選手の実力を見せつけた。

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8月12日、千葉ポートアリーナで日本代表とニュージーランド代表によるInternational Basketball Games 2019(バスケットボール日本代表国際試合)が行なわれ、日本は99-89で勝利を飾った。NBAドラフト指名後初の日本代表としての試合に先発出場した八村は、26分55秒のプレイで試合最多の35得点に加え、5リバウンド、3アシスト、2スティールと大活躍し、勝利に大きく貢献した。

「久しぶりの日本での試合で、観客もすごい来てくれて、去年オーストラリア戦で劇的な勝利をできた場所でまたこういうふうに親善試合ができて嬉しかった」と話した八村は、試合について「すごくいい出だしで、いいディフェンスができていたし、オフェンスもボールを回してみんなでシェアしながら、いいバスケットボールができていたと思う。最高の出だしだったんじゃないかなと思います」と、勝利を喜んだ。

試合開始直後にゴール下から得点をあげた八村は、その後もプルアップジャンパー、ゴール下からのショット、ドライブからのショットなどで一気に7得点。第1クォーター6分26秒には、ファウルで速攻を止められたものの、そのままゴールに向かって強烈なスラムダンクを叩き込み、場内を沸かせた。

第2Q以降もミドルジャンパーを次々と決め、得点を量産した八村は、前半終了時点で22得点をあげると、後半も13点をあげてオフェンスを牽引し続けた。

第3Q途中には3つ目のファウルでベンチに下がったものの、第4Qにスタートから出場すると、開始直後にプルアップジャンパー、ステップバック3ポイントショットを含む2本の3Pを沈めてニュージーランドを突き放した。最終的に八村はフィールドゴール17本中13本成功(そのうち3P2本中2本成功)、フリースロー14本中7本成功だった。

NBAサマーリーグに出場した馬場雄大(ダラス・マーベリックス/アルバルク東京)は12得点、6アシスト、3リバウンド、3スティール、比江島慎(ニューオーリンズ・ペリカンズ/宇都宮ブレックス)は4得点(5ファウル)だった。右足関節の軽度の捻挫のため調整中の渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)は、この試合の12名のロスターからは外れた。

日本代表は今後、8月14日にニュージーランドと再戦(カルッツかわさき)、22日にアルゼンチン、24日にドイツ、25日にチュニジアと国際試合(いずれもさいたまスーパーアリーナ)を行なう。ワールドカップは8月31日に開幕し、9月1日にトルコ、3日にチェコ、5日にアメリカと対戦する。