ゴールデンステイト・ウォリアーズが、NBAプレイオフ2017 ファーストラウンド初戦から12連勝で3年連続のNBAファイナル進出を決めた。3シリーズ連続でスウィープ(4勝0敗)という形で勝ち上がったウォリアーズだが、それら大半の指揮を執ったのは、スティーブ・カー・ヘッドコーチではなかった。
カーHCは、ポートランド・トレイルブレイザーズとのファーストラウンド第2戦までベンチで指揮を執ったが、体調面の問題により第3戦から欠席を続けている。ファイナルは6月1日(日本時間2日)から始まるため、今後数日は休養に充てられるものの、カーHCは『ESPN』に対し、いまだに『当日の状態次第』という段階から改善していないと語っている。
『ESPN』によれば、カーHCは2年前に手術を受けた腰に今も相当な痛みと、違和感が残ったままだという。サンアントニオ・スパーズとのウェスタン・カンファレンス決勝 第3戦から敵地遠征に帯同しているものの、まだベンチで指揮を執れるまでには回復していない。
まだ現場には復帰できていないものの、カーHCは練習中に選手たちに意見を伝え、試合映像分析にも加わっている。
幸いにも、代行HCを務めているアシスタントコーチのマイク・ブラウンがチームを10勝0敗に導いていることも手伝い、カーHCが復帰を急ぐ必要はない。仮にファイナルでウォリアーズの調子が落ちたとしても、最優先されるべきはカーHCの今後の健康状態だ。
原文:NBA playoffs: Warriors headed to Finals, but Steve Kerr is still 'day by day' by Jordan Heck/Sporting News