フィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードは、球団から赤ん坊のように扱われることに嫌気が差している。だが、それでも76ersはスターセンターのコンディションに関して慎重な姿勢を崩さないだろう。
4月18日(日本時間19日)、76ersは左眼窩骨折によりエンビードがマイアミ・ヒートとのイースタン・カンファレンス・ファーストラウンド第3戦に出場できるか微妙な状態であることを発表した。
Medical Update:
— Philadelphia 76ers (@sixers) 2018年4月18日
Joel Embiid – (orbital bone fracture, left eye) is doubtful for tomorrow night’s game at Miami.
エンビードは3月28日(同29日)に行なわれたニューヨーク・ニックス戦で眼窩を骨折したほか、脳震盪の症状も見られ、同試合以降欠場している。
脳震盪の症状は治まり、NBAが定める脳震盪ガイドラインもクリアした今、エンビード本人はソーシャルメディアを活用して復帰を直訴している。だが球団には、2018年のNBAオールスターに選出された同選手の復帰を急がせる考えはない。
エンビードは、16日(同17日)に行なわれたファーストラウンド第2戦で76ersが敗れた後、インスタグラムに「子供のように扱われるなんて、もうたくさんだ」と書き込んだ。
76ersのブレット・ブラウン・ヘッドコーチは、17日(同18日)にメディアの取材に応じ、復帰を強く希望するエンビードが感じている不快感について、こう語った。
「彼はバスケットボールをプレイしたいだけだ。チームと一緒にプレイしたいんだ。ファンの前でプレイしたがっている。戦い抜きたいと考えている。それができなければ腹も立つだろう。彼のフラストレーションは理解できる。彼の気持ちは競争心から芽生えたものだ」。
76ersとヒートのシリーズは、第2戦までを終えて1勝1敗のイーブンに並んだ。第3戦は19日(同20日)にマイアミで行なわれる。
原文:Joel Embiid injury update: 76ers star doubtful for Game 3 with facial fracture by Thomas Lott/Sporting News(抄訳)
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