NBAは11月12日(日本時間13日)、新型コロナウイルスに対するブースター接種を受けることについて、「特に現在のコロナウイルスの状況と症例の増加を考慮し、できるだけ早く対応すべき」と各チームに通達したと、『 AP 』が報じている。
NBAとNBPA(選手会)は今月7日(同8日)に、ワクチン接種完了者に対して ブースター接種を推奨すると述べ 、12月1日までに受けるよう提案していた。
しかし、国内の多くの地域で陽性率が上昇し、米国疾病管理予防センターがNBAのほとんどのチームの地域における新型コロナウイルスの感染率を「高い」または「注意するに値する」とみなしていることから、リーグと組合はさらなる緊急性を要するとの考えだ。
NBAではワクチン接種済みの選手やチームスタッフ、家族の間で陽性率が上昇しており、これは全米各地での傾向と一致している。
現在少なくとも8選手がリーグの安全衛生プロトコルの対象となっており、これは彼らにウイルスの陽性反応が出たと考えられることを意味する。プロトコルの対象になっていたフィラデルフィア・76ersのトバイアス・ハリスは、11日(同12日)、陽性反応が出て以来初めて試合に出場した。
現在このほかに、76ersのジョエル・エンビード、マティース・サイブル、アイザイア・ジョー、サンアントニオ・スパーズのヤコブ・パートルとジョック・ランデール、クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブとラウリ・マルカネン、シカゴ・ブルズのニコラ・ブーチェビッチが安全衛生プロトコルに入っていることがわかっている。
リーグは、NBA選手の約97%が新型コロナウイルスのワクチンを接種していると発表している。