ウィザーズのオーランドでの隔離期間の過ごし方

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ワシントン・ウィザーズがオーランドに到着してから、7月14日(日本時間15日)で1週間になる。時が経つのは早いもので、チームは練習、メディアセッション、ヨット・クラブのキャンパス散策、日々受けている新型コロナウイルス検査などに時間を割いている。だがその前には、今回の遠征に参加している全員が各自の部屋で34時間の隔離期間を過ごさなければならなかった。

選手、コーチ、スタッフは、各々時間を潰すために工夫しなければならなかった。リラックス、睡眠、家族と会話、ゲームで対戦など、その過ごし方はそれぞれ異なる。

イザック・ボンガは、自宅で隔離生活を送っていたときと変わらない過ごし方をしていたと話している。

「友達や家族とずっと話していたよ。Xboxをやったりね。とにかくバスケットボールを再開させる準備を整えていただけ」。

ゲームや昼寝だけではなく、イシュ・スミスは隔離期間中の食事レポートをソーシャルメディアに投稿。

『やることリスト』に取り組んでいた選手もいる。八村塁は、人気ゲームシリーズのコール・オブ・デューティをやる合間に財務と税金関係の勉強に時間を割いた。

「税金に関しては今も勉強中です」と、八村は話す。

「財務関係のアドバイザーから色々と教えてもらっているところで、時間があるときに勉強しています。アメリカに住んでいても、税金は日本に納めていますからね。勉強するのにちょうどいい時間だと思っています」。

ファンと交流する方法を拡充したいと思っていたトロイ・ブラウンJr.は、隔離期間中に始めたことがある。

「自分のYouTube関連のことだったり、コール・オブ・デューティをやったり、色々と始めていたよ。以前から個人的に関心があったことを始めているところ。退屈ではなかったね。色々と対応していたから」。

そのブラウンJr.は、7月12日(同13日)に動画ブログ『Ballin’ in the Bubble』開設を発表。ディズニー・キャンパスでのNBAライフ、個人の意見などをファンに伝えていくという。

チームの中には、スコット・ブルックス・ヘッドコーチのように隔離期間の過ごし方に苦しんだ選手、コーチ、スタッフもいただろう。

ブルックスHCは「頭がおかしくなった」と笑った。

「今までで一番不思議な体験だった」。

ブルックスHCは、家族とFacetimeで話したり、選手たちとメールでやり取りをして時間を過ごした。また、隔離期間中は食事が楽しみだったとも話したが、とにかく仕事に戻りたかったという。隔離期間中、ブルックスHCと選手たちは、Zoomでのワークアウト、ヨガセッションでも交流した。

ブルックスHCは、リモートでのワークアウトについて、こう振り返っている。

「大変な目に遭った。きっと選手たちに笑われただろうね」。

原文:How the Wizards filled their 34-hour quarantine period in Orlando by Jackson Filyo/WashingtonWizards.com(抄訳)


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