NBAプレイオフの歴史でシリーズ1勝3敗から逆転したチームはいくつ?

Scott Rafferty

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1勝3敗からの挽回は、簡単ではない。だが、不可能でもない。

NBAの歴史において、プレイオフで0勝3敗から逆転でシリーズを制したチームは存在しない。だが、1勝3敗から逆転したケースは少なくない。そしてそのうちのひとつは、NBAファイナルでの逆転だった。

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最も直近で達成したのは、デンバー・ナゲッツだ。NBAプレイオフ2020で1回のみならず、2回も1勝3敗からシリーズを制した。2シリーズ連続での達成はこの時のナゲッツだけだ。

NBAファイナル2023では、6月9日(日本時間10日)に行われた第4戦でナゲッツに敗れ、マイアミ・ヒートがシリーズ1勝3敗となった。彼らはNBAファイナル史上2回目となる1勝3敗からの逆転を成し遂げられるだろうか。

ここでは、シリーズ1勝3敗からの逆転劇の歴史を振り返る。

NBAプレイオフの歴史でシリーズ1勝3敗から逆転勝利したチームは?

NBAプレイオフでシリーズ1勝3敗から逆転を果たした例は13回だ。

最初は1968年のイースタン・ディビジョン・ファイナルのボストン・セルティックス。フィラデルフィア・76ersを下してファイナルに進出し、ロサンゼルス・レイカーズを倒して優勝を飾った。

2000年以降のプレイオフでシリーズ1勝3敗から逆転したのは6チーム。最も直近ではナゲッツだ。NBAプレイオフ2020のファーストラウンドでユタ・ジャズ、セカンドラウンドでロサンゼルス・クリッパーズを沈めている。

NBAプレイオフでシリーズ1勝3敗から逆転したチーム
シリーズ 勝者 対戦相手
1968 イースタン・ディビジョン・ファイナル セルティックス 76ers
1970 ウェスタン・ディビジョン・セミファイナル レイカーズ サンズ
1979 東地区決勝 ブレッツ スパーズ
1981 東地区決勝 セルティックス 76ers
1995 西地区準決勝 ロケッツ サンズ
1997 東地区準決勝 ヒート ニックス
2003 東地区1回戦 ピストンズ マジック
2006 西地区1回戦 サンズ レイカーズ
2015 西地区準決勝 ロケッツ クリッパーズ
2016 西地区決勝 ウォリアーズ サンダー
2016 NBAファイナル キャバリアーズ ウォリアーズ
2020 西地区1回戦 ナゲッツ ジャズ
2020 西地区準決勝 ナゲッツ クリッパーズ

NBAインサイダーのマーク・スタイン記者によると、最大7戦4勝先取方式のシリーズで3勝1敗とリードしたチームは、成績258勝13敗と勝率95.2%を記録している。

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NBAファイナルで1勝3敗となったチームの成績

NBAファイナル2023で1勝3敗と後がなくなり、敵地デンバーでの第5戦に向かうヒートにとって、有利でないデータであることは確かだ。

NBAファイナルの歴史において、1勝3敗となったチームの戦績は1勝35敗なのである。

1勝3敗から逆転でNBAファイナルを制したのは、2016年にゴールデンステイト・ウォリアーズを下したクリーブランド・キャバリアーズだけだ。レギュラーシーズンで73勝と最多記録を樹立したウォリアーズを相手に逆転し、キャバリアーズはクリーブランドにとって52年ぶりとなるタイトルを手にした。

原文:How many teams have come back from 3-1 deficit in NBA Playoffs history? Full list includes Cavaliers, Warriors(抄訳)

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Scott Rafferty

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Scott Rafferty is an experienced NBA journalist who first started writing for The Sporting News in 2017. There are few things he appreciates more than a Nikola Jokic no-look pass, Klay Thompson heat check or Giannis Antetokounmpo eurostep. He's a member of the NBA Global team.