NBAドラフト2020が開催される11月18日(日本時間19日)に、また新たなルーキーグループがNBA入りする。NBA選手になるという目標を持った多くの子供たちが夢に描く場面だ。
では、どのようにすればNBA入りできるものなのだろうか? 例えばこれを読んでいる一般的な子供でもそれを達成することができるのだろうか?
ここではデンバー・ナゲッツのジャマール・マレーのNBA入りまでの物語を見てみよう。
ジャマール・マレーの生い立ち
マレーはカナダのオンタリオ州キチェナーで育ち、3歳の頃からバスケットボールを始めた。シュート、ドリブル、パスと、毎日のように自身のスキルを磨くために練習に打ち込んだ。
歳を重ねるごとに、マレーは自分よりも歳上相手にも自分のプレイが通じることに気付き始める。いずれ、キチェナーでのベストプレイヤーどころか、オンタリオ州内でも屈指の選手へと成長していた。
練習だけでなく、学校で良い成績を残すことにも力を入れていたおかげで、マレーはアメリカの大学から奨学金を得ることとなる。多くの学校から声をかけられていたマレーは、最終的に伝統と歴史のあるケンタッキー大学でプレイすることを選択。ケンタッキー大でも活躍を続けたマレーは、NBAスカウトに注目されるようになる。
家族との相談の上、マレーはNBAドラフト2016にエントリーすることを決断。カナダ中が見守るなかで、マレーはナゲッツから全体7位で指名されることとなった。
夢が叶ったのだ。
今ではカナダのベストプレイヤーとなっただけでなく、リーグ屈指の若手スター選手へと成長した。
人生におけるあらゆるステージで、多大なる努力を費やすことで夢を勝ち取ることができるお手本のような選手だ。
マレーはバスケットボールでも学業でも良い成績を残すために努力を続け、NBAでプレイするという夢を叶えた。多くのカナダの子供たち、そして今では世界中の子供たちが彼のようになりたいと願っている。
今年もまた、子供たちがあんなNBA選手にやりたいと思わせてくれるような選手が誕生する時期がやってきた。
原文:How did Jamal Murray make it to the NBA? by Carlan Gay/NBA Canada(抄訳)