サンダーがロケッツに快勝、初帰還で34得点記録のラッセル・ウェストブルックは古巣の歓迎に感動

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1月9日(日本時間10日)にチェサピーク・エナジー・アリーナで行なわれたヒューストン・ロケッツ対オクラホマシティ・サンダーの一戦は、ダニーロ・ガリナーリが23得点、11リバウンドを記録し、サンダーが113-92で快勝した。

今季、11シーズンを過ごしたサンダーからロケッツに移籍したラッセル・ウェストブルックにとっては、オクラホマシティでの古巣との初対戦だった。

サンダーのファンは試合前からウェストブルックを称賛。トリビュート映像に加え、選手紹介時に観客はサンダーの選手と同じように大きな声援をウェストブルックに送った。立ち上がった観客たちからは、「MVP」のチャントも。ウェストブルックはサンダー時代と同じように、コートの角まで走って観客をあおった。

試合後、ウェストブルックは「言葉にできないよ」と、感動を表している。

「僕はとても長くここにいて、本当にたくさんの素晴らしい人たちとの思い出がある。断然、世界最高のファンだよ」。

アリーナの雰囲気はサンダーの士気も高めた。ロケッツからサンダーにトレードされたクリス・ポールは「すごいエネルギーだった」と話している。

「僕らの試合が全米放送されるのは初めてだったし、ラス(ウェストブルック)が戻ってくる試合だったから、盛り上がるのは分かっていた。いつも観客は素晴らしいけど、ラスがここに戻ってくる最初の試合で、今夜はまったく違うエネルギーになると知っていたんだ。選手紹介の時から興奮するとね」。

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試合はサンダーが第1クォーターにフィールドゴール成功率53.8%を記録し、37-21とリード。1クォーターで37得点は今季チーム最多の数字だ。

前半だけでウェストブルックに18得点を許したサンダーだが、60-48と12点リードで前半を終えると、後半も反撃を許さなかった。ロケッツは26点ビハインドの第4Q残り7分18秒にウェストブルックをベンチに戻している。

2連勝のサンダー(22勝16敗)は、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーが20得点、ポールが18得点、4スティール、デニス・シュルーダーが16得点、スティーブン・アダムズが15得点を記録した。

一方、敗れたロケッツ(25勝12敗)はウェストブルックが34得点、ジェームズ・ハーデンがFG17本中5本成功(3ポイントショット9本中2本成功)の17得点をマークしている。

試合後にサンダーの選手たちと抱擁をかわし、サンダーのオーナー、クレイ・ベネットとも抱き合ったウェストブルックは「ここオクラホマシティにいたことへの悔いはまったくない」と述べた。

「ここに残ったことへの後悔はない。ここでやったことのすべてに悔いがないんだ。すべての夜で、コートですべてを出してきたと感じている。街のために自分にできることをやったとね」。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ