カワイ・レナードの決勝ブザービーターは伝説のクラッチシューター、ロバート・オーリーに比肩する?

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決勝ブザービーターを、試合状況(同点やビハインドを背負っていたか)や重要度(プレイオフの試合か)、祝福ぶりなどから分類。伝説のクラッチシューター、ロバート・オーリーになぞらえて5段階で評価する。

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フィラデルフィア・76ersとのイースタン・カンファレンス・セミファイナルを通じ、カワイ・レナードはトロント・ラプターズをけん引してきた。だからこそ、第7戦で決勝ブザービーターにより、彼がチームをファイナル進出に導いたのは適切だ。

この勝利におけるレナードの重要度はどれほどだっただろうか。92得点を記録したラプターズにおいて、レナードは41得点をマークした。フィールドゴール試投はチームの89本において39本。そのほか、8リバウンド、3アシスト、3スティールを記録した。ラプターズの最後の15得点のうち、13得点はレナードがあげたものだ。

困難さ:

38本のFGを放っていたことを考えれば、39本目を打つためのエネルギーを絞り出すのは難しかったに違いない。43分間プレイしたのだから、なおさらだ。加えて、勝敗がかかる場面で頼りになる選手なのは明白だったため、相手の守備もレナードに集中していた。コーナーに向かった勢いや、ベースラインからの厳しい角度からのショットでもあった。

試合状況:

試合時間は残り4.2秒。ジミー・バトラーのレイアップで90-90と同点に追いつかれたばかりだった。マルク・ガソルからのインバウンドパスを受けたレナードは、ドリブルで素早く右側へ。ジョエル・エンビードとベン・シモンズが守る中で、レナードは遠いコーナーからフェイダウェイのジャンプショットを決めた。

祝福:

高く弧を描いたボールが、1度ならず2度、3度、4度とリングに当たってからネットを通過し、それを見ていたチームメイトたちからコーナーでもみくちゃにされると、普段はストイックなレナードも雄叫びを上げた。そのそばで、自分たちのプレイオフが終わったと知り、エンビードは頭を抱えた。

グレード:

より重要な試合で、もっと厳しいショットを決めることもあり得る。だが、それはカンファレンス・ファイナルの第7戦か、ファイナルの第7戦だけだ。この歴史的なショットは、“ファイブ・オーリー”(5つ星)にふさわしい。

原文: Horry Scale: Leonard eliminates 76ers with rim-bouncing shot at buzzer by David Lundy/NBA.com(抄訳)​


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ