今オフはカワイ・レナードが2018-19シーズン開幕までにどのチームに移籍するのか注目されているが、サンアントニオ・スパーズを離れる可能性があるのはレナードだけではない。
スパーズからフリーエージェントになったトニー・パーカーについては、すでに複数のチームが獲得に関心を示している。パーカーは昨季デジャンテ・マレーのバックアップとして平均7.7得点、3.5アシストを記録したが、オフェンスを指揮する力は健在だ。
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、自身のポッドキャスト番組内で、デンバー・ナゲッツ、シャーロット・ホーネッツがパーカーの獲得に関心を寄せていると語った。
パーカーは興味深い存在になる。スパーズは今後の方針について考えているところで、パーカーがそれをただ待つかはわからない。資金に余裕のあるチームはある。シャーロットは彼の獲得に関心を示しているし、デンバーも同じかもしれない。ナゲッツは控えポイントガードを探している。獲得するにしても、ベテラン最低保証額で契約できる選手になるだろう。
ホーネッツは例外条項を使える。資金もある。新ヘッドコーチのジェームズ・ボレーゴはスパーズのアシスタントコーチ時代にパーカーを指導してきた。それに、トニーをバックアップとして欲しがらないチームなどいない。
ただ、彼のキャリアがスパーズで終わらない姿を想像するのも難しい。彼らはマヌ・ジノビリのキャリアをチームで終わらせる方法を見出した。スパーズが今後数日で見せる動きに関心が集まるだろう。
ホーネッツにはケンバ・ウォーカー、ナゲッツにはジャマール・マレーという先発PGがいるものの、パーカーはセカンドユニットのプレイメイカーとして機能するだろう。サラリーキャップの空きという点で見ると、ホーネッツは860万ドル(約9億5000万円)のノンタックスペイヤー・ミッドレベル、ナゲッツは530万ドル(約5億8500万円)のタックスペイヤー・ミッドレベルを使用できる。
今の時点でパーカーにスパーズを離れる意思があるかはわからない。しかし、もしスパーズが球団史上もっとも偉大な選手の一人と格安で再契約できるなら、間違いなくそうするはずだ。
原文:NBA free agency rumors: Hornets, Nuggets interested in Tony Parker by Jordan Greer/Sporting News(抄訳)